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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

取付け穴の間隔が違う?

取付け穴の間隔が違う?_c0108065_14581876.jpeg


埼玉県のお客様から、古い輸入アルミサッシのロック金物についてご相談を
頂きました。

窓は、ミルガード(Milgard)製のオーニングサッシ(下側が外に開く窓)。

お近くにも同じサッシを使っていらっしゃるお客様がいらっしゃるそうで、
手に入るならまとめて手配をしたいというお話でした。

また、取付けビスも古くなって劣化しているのか、ビスも調達したいとの
ことでした。

確かにインチ寸法で作られた輸入ビスも、国内ではなかなか流通して
いないでしょうから、一緒に購入頂いた方がいいかも知れません。

写真はお客様から頂いたものですが、寸法や形状がよく分かるので、
定規やメジャーを当てて撮影頂くよりも分かりやすく、部材の特定は
容易になります。(定規の目盛りは撮影角度や距離によって見え方が
変わり、はっきりした寸法が確認出来ません)

ただ、一番肝心の取付け穴の間隔に関する寸法が、私共が入手可能な
部材とは少々違っているようです。

写真では穴間隔が43mmとなっていますが、私共が手配可能な部品は
穴間隔(穴の中心同士)が32mm又は38mmとなっています。

単なる計測ミスであればいいのですが、もし43mm必要ということで
あれば、私共が供給させて頂くのは不可能です。

お客様には再度計測頂くようにお願いしておりますが、さてさて
どうなるでしょうね?

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


# by mikami-homemade | 2024-03-18 15:07 | メンテナンス
ドアの歪みだけじゃないかも_c0108065_16044557.jpg


岡崎市のお客様の輸入住宅で、玄関ドアの調整を行ってきました。

木製ドアは、シンプソン(Simpson)製のシャトーミッシェル。
美しいステンドグラスと框(かまち)に彫り込み細工が入った
おしゃれな玄関ドアです。

今回のミッションは、ドアの建て起こしの調整とウェザーストリップ
(気密パッキン材)の交換でした。

古いドアヒンジは意外に擦り減っておらず、交換するまではない
状況でしたが、ドアが戸先側(ドアノブ側)に倒れ込んできている
感じで、雨など湿気の多い時は戸先側のドア上部がドア枠に当たって
くる状況でした。

また、ダブルロックの下側の方のデッドロックバーが、受け側の
ストライクの穴にうまく入らなくなってきているようでした。

吊元側(ヒンジ側)は丁度いい高さになっていましたので、戸先側だけを
少し持ち上げて、更にドア自体の上部を少し吊元側に送ってやるという
仕事が必要です。(また、ドア下部を逆に戸先側に送ってやることで、
ドア自体の傾きを是正しなければなりません)

ただ、様子を見ると、ドアの木の歪み(変形)も当然あるのですが、
ドア枠も垂直・水平が取れていないようにも思えます。

こういう場合、構造を触ってドア枠の建て起こしを変えられれば、
それに越したことはありませんが、そこまでするには無理があります。

ですから、現状を変えずにドアの各所を微妙にずらして、最もバランスが
いい状況にしなければなりませんから、結構難しい仕事になります。

あと、ヒンジの古いビスが金属疲労を起こしていたのか、いくつもビスが
木の中で途中折れてしまっていたので、それを引っ張り出して抜く
という作業が非常に厄介でした。

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# by mikami-homemade | 2024-03-17 16:17 | メンテナンス

ドアが開けられない

ドアが開けられない_c0108065_16155081.jpeg


静岡県の輸入住宅にお住まいのお客様から、勝手口の輸入ドアが開けられなく
なったというご相談を頂きました。

ドアは、マーヴィン(Marvin)のフレンチテラスドア。

ドア全面のペア強化ガラスで出来ており、光もたくさん入るデザインになって
います。

今回は、鍵の問題ということですが、こちらのテラスドアはソリッドの
ステンレスで出来たカンヌキ(デッドロックバー)が受け側の穴に差さった
状況で動かなくなったようです。

室内側のサムターンを回しても、多少引っ掛かる感じはしても空回り
しているようで、カンヌキは全く動いてくれないみたいです。

もしかしたら、ロックケース内のギアが舐めてしまって、カンヌキ側と
連動しなくなったのかも知れませんが、現場を見てみないとはっきり
しませんね。

恐らくこうなる前に、ロックが固くなったりドア下が擦るようになってきたり、
何等かの兆候はあったのだろうと思いますが、現段階では未確認です。

もしそうだとすれば、単なるロックケースの経年劣化というよりは、
ドアの建て起こしが狂ってきていたり、ドアヒンジの減りが激しかったり
していることで問題が鍵にまで発展したということでしょうから、
そうした原因を解決してやらないと、また同じ不具合が発生します。

出来ればカンヌキの頑丈なバーを切断するということは避けたい処ですが、
いろいろ試して他に方法がなければ、それも最後の選択肢として考える
必要があります。

まあ、やれることの引き出しはいくつも持っていますから、その中から
順番にトライすれば、鍵の解除は何とかなるはずです。

頑丈なドアのせいで大変ではありますが、だからこそ選んだ輸入住宅
でしょうから、何とかして差し上げたいと思います。

尚、鍵を完全に壊してしまうと、今度は鍵を閉められなくなりますので、
部品の調達可否をにらみながら作業を進めなければなりませんね。

だって、マーヴィンは日本でのアフターサービスから既に完全撤退して
いますから、交換部材の入手には時間もお金も掛かります。

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# by mikami-homemade | 2024-03-15 16:25 | メンテナンス
交換前に壊れた原因を究明しよう_c0108065_19425135.jpg


神戸のお客様から収納の輸入折れ戸(バイフォールドドア)の部品が破損した
ので、交換をしたいというご相談を頂きました。

バイフォールドドアは、ドアの端にある小さな部品だけで支えている
という構造の為、開閉時に大きなストレスが掛かりやすく、部品の位置が
ずれたりドア自体が傾いたりしてきます。

そういう点では、常に状態を把握して調整をすることが求められるのですが、
お客様は元より建築業者でもそういう調整方法が分からないというケースが
多いように思います。

新築時の施工はしても、その後のケアが出来ないというのは情けないものが
ありますが、建築業界のレベルの低さからすれば仕方がないのかも知れません。

今回は、写真のピボットと呼ばれる部品が破損しています。

こちらの部品は、ドア枠に近い側のドア上に装着されているものですが、
台座部分が割れているということは、何某かの強い力が加わったという
ことだと思います。

バイフォールドドアの部品は様々な海外メーカーが出していますが、
この部品はよく使われる汎用部品ですから、調達に然程問題はありません。

ただ、この壊れた部品を単純に交換しても、壊れた原因を直さない限り
また同じようなトラブルが近い将来発生します。

状況をよく観察して、どうして壊れたのかを理解した上でドア調整を
含めて対処出来れば、また長くお使い頂けると思います。

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# by mikami-homemade | 2024-03-14 19:51 | メンテナンス
この部分だけの問題じゃない_c0108065_17284416.jpg


富山のお客様から、輸入サッシで雨漏れするというご相談を頂きました。

窓は、アメリカのミルガード(Milgard)製ケースメントサッシ。

マルチポイントロックと呼ばれる鍵が装着された、非常に防犯性が
高いサッシです。

今回の不具合は、窓を閉めた状態でも雨が室内側に入ってくるという
ことで、開閉金物のオペレーターハンドルの下端の隙間から水が浸入
してくるという状況のようです。

お客様は建具の周囲に取り付けられたウェザーストリップ(気密パッキン材)
に問題があるからと考えているようですが、一概にそれだけが問題である
というふうには思いません。

勿論、現地調査をやってみないと分かりませんが、同じうちに同じケースメント
の窓は施工されているでしょうし、それらも全て雨漏れしているという感じ
ではなさそうですから、この窓のウェザーストリップだけが劣化して雨漏れを
誘発しているとは考えにくいと考えます。

ただ、原因が1つだけとも限りませんから、原因となりそうな要素を全て
洗い出して、それを1つずつ解決するという手法でいくしかないですね。

恐らくお客様から連絡を頂いた内容以外にも、何某かの不具合がある
ような気がします。

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# by mikami-homemade | 2024-03-13 17:44 | メンテナンス