コイル・バランサーの断裂
2016年 10月 17日
何年も前になくなってしまったIMS カナダ社。
この会社は、カナダの輸入サッシ・メーカーから技術と材料を導入して
国内でOEM生産していたので、直輸入をしていない住宅メーカーは、
よく採用していたかも知れません。
このアイ・エム・エス カナダ社製シングルハング・サッシは、ご覧の通り
コイル・バランサーが上下に断裂した状態になっています。
丁度可動する建具のレールの溝に仕込まれているのがそのバランサー
ですが、普段は建具(障子)の陰になっていて見えません。
でも、こうしてコイル状になったバネが切れてしまうと、その存在が
分かる状況となるので、窓が開閉出来なくなって初めてお客様は
気付くこととなります。
このコイル・バランサーは、ヴァイスロイ(Viceroy)やプライジェム
(Ply-Gem)などの輸入樹脂サッシ・メーカーが採用している一般的な
上げ下げシステムなんです。
ですから、部品の特定さえ出来れば、修理も大丈夫とは思いますが、
交換方法が意外と難しかったりしますので、お客様自身や修理した
ことのないリフォーム屋さんには荷が重すぎるかも知れません。
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