輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

カテゴリ:メンテナンス( 217 )

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数ある輸入サッシの中でも、ウェザーシールド(Weather Shield)社の
ものは枠が細くて繊細な美しさを持っています。

日本中でこのサッシが使われていると思いますが、ここ東海地方で
施工されているのは比較的少ないかも知れません。

そんなウェザーシールドの窓ですが、名古屋のお客様からいくつも窓に
不具合があるので見て欲しいという相談を頂きました。

20年近く前の輸入住宅ですが、当時はハイカラで目立つ建物だった
ことは想像に難くありません。

不具合のあるサッシは、掃き出しサッシ、はめ殺し窓など様々ですが、
最も状況が悪いのは横に開いていくケースメント・サッシです。

写真は、そのケースメントの一つですが、建具(障子)が半開きした
状態で閉まらなくなり、タオルを隙間に押し込んで、ガムテープを
上から貼っています。

外から建具を押して、何とか窓を閉めようとしたそうですが、
どうしてもダメでこのように対処するしかなかったようです。

半日全体的な状況把握をしただけなので、これから詳しく個々のサッシ
の問題点や原因の究明をしなければいけませんが、建物自体の下がりや
歪みがあるかも知れません。

また、サッシがそうした建物の変化に対応出来ない感じで施工された
ということも考えられます。

勿論、サッシの開閉金物が経年劣化で歪みが発生し、建具の建て起こし
が悪くなって、窓枠にうまく納まらなくなったということもあるでしょう。

今回、外壁の塗装なども計画されているということですから、
その際お足場を利用して屋外からも窓の調整や防水処理をして
頂くと、よりよいリフォームになる気がします。

何れにしても、少し時間を掛けてしっかり修理したいと思います。
こういう輸入住宅を見ると、使命感に駆られますね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
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by mikami-homemade | 2017-03-29 10:35 | メンテナンス
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サンバースト・デザインの明かり取り窓が付いたガレージドア。

朝日とも夕陽とも取れるデザインですが、ここのガレージは、
東向きなので朝日としておきましょう。

こちらのガレージドア中央の窓の上あたりを見ると、スチールの
パネルの表面がデコボコしたり割れたりしているのが分かります。

何故かドア・パネルの裏側には損傷は見られないのですが、
パネルとパネルとをつなげる金属ヒンジが断裂していました。

ヒンジの取付け位置がおかしくて、ヒンジやパネルに無理が掛かった
のかも知れませんが、そこはもう少し詳しくチェックする必要が
ありますね。

因みに、スチールドアの中身は、断熱材の発泡ウレタン。この素材
だけでは強度が出ないのですが、周囲をスチールの薄板で覆うことで
ガレージドアの強度と断熱性の2つを発揮します。

ですから、スチールに割れといった損傷があると、その強度も
自ずと落ちてしまいます。

今回、このガレージドアは交換することになりますが、ドアのバランス
を含めてしっかり調整していきたいと思います。

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by mikami-homemade | 2017-03-28 11:39 | メンテナンス
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幅4.8mもあるダブルサイズのガレージドアの不具合調査に
愛知県弥富市へ伺ってきました。

ドアを持ち上げる為のトーション・スプリングが、2本付けられて
いるのですが、そのうちの1本が断裂したというので、新しいバネを
調達する為にドアの大きさや重さをチェックしなければなりません。

その際、ドラム・ワイヤーや電動オープナーといった箇所に不具合が
ないかも調べるのですが、10年以上経った状態ですから、ワイヤーも
錆び付いていますし、それを巻き取るドラムもそろそろ交換時に
なっていました。

更に、今回新たに発見した不具合がありました。

それは、通常4枚~6枚つながっているドア・パネルを連結する
ドア・ヒンジ。

恐らく何度かお客様自身が修理したのでしょう。通常少々太めの
ボルトで留められているヒンジに、形状の違うビスが使われていました。

お客様にお伺いしてみると、ボルトが緩くなって抜けてきたので、
径が大きめのビスを打ち込んだとのこと。

このガレージドアは、パネルの表面がスチールで出来ていますから、
一旦ボルトを留める穴が大きくなってしまうと、そこの強度も
徐々に落ちてしまいます。

ガレージドアは非常に重いですし、その開閉にはドアのバランスと
それなりの力が掛かってきますから、それを定期的に調整しないで
運用すると、その歪みや負担がオープナーやヒンジ、スプリングの
寿命に影響します。

こうなったら、形状が少し違うヒンジを用意して、別の位置に
ボルト留めをする以外ガレージドアを存続させる方法はありません。

もしガレージドアのヒンジが脱落するようなことがあれば、
それこそ人や車にドアが落ちてくるなんてことになりかねません
から、ヒンジ如きと甘く見ないで下さいね。

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by mikami-homemade | 2017-03-26 11:24 | メンテナンス
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ダーク・ブラウンの美しい木製玄関ドアに金色のドア・ハンドル。

アンティーク感があって、輸入住宅らしいデザインですよね。

上部にロック・シリンダーが一体となったハンドルは、現在生産が
終了しているクイックセット(Kwikset)社のウェリントンという
製品です。

ロックの部分にテープが貼ってあるのが分かると思いますが、今回
ここのロック・シリンダーが壊れてしまいました。

現物を見た訳ではありませんから、何故破損したかは推測でしか
ありませんが、その原因となる要素はいくつか考えられます。

まず考えられる原因は、重量のある木製ドア。

ベイツガなどの無垢の木で出来ていますから、アルミのような軽薄さは
ありません。ですから、長く開閉していると、ヒンジ(蝶番)が支え
切れずにドアがハンドル側に垂れてきます。

次は、ヒンジそのものがすり減ってくるというもの。

ヒンジは、ステンレスなどの金属で出来ていますが、ドアが開閉する
ことによって、ヒンジの合わせ目が徐々に減ってしまい、結果ドアが
下がってくるという訳です。

垂れたり、下がったりすれば、ドア枠に明けられた穴に取りつけられた
ストライク・プレートの金属にロック・バーが擦ったり、当たって
きたりします。

そうなってしまうと、うまくロックが掛からなくなったり、室内側の
サムターンを強引に回そうとしたりしますから、輸入のシリンダーが
泥棒が無理に開けようとしていると認識して、自ら損壊するように
作動します。そう、自己崩壊して開けられなくするんです。

鍵が壊れるのは、泥棒が侵入する時だけではありません。
皆さんが手入れやメンテナンスを怠っていることが原因かも
知れませんよ。

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by mikami-homemade | 2017-03-25 22:02 | メンテナンス
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今回、岐阜のお客様から収納用折れ戸のバイフォールド・ドアに
不具合があるので見て欲しいというご依頼がありました。

2枚折れ戸のようですが、ご覧のようにビスが折れてしまって
いるようです。

実際の現場を見てみないとはっきりしたことは言えませんが、
私が思うにドア枠に付いているトップ・レールにピボットを
固定する金物が付けられているのですが、その金物を適正な
位置に留める為のビスのような気がします。

ビスの打ち直しだけで直るようならいいのですが、ドアが外れそうに
なったことで、他の金物部品がどこかに行ってしまっている可能性
もあります。

それ程高額な部品ではありませんが、それでも一式を交換すると
なると結構面倒な作業が必要です。

何れにしても、来週あたり現場に伺って状況確認してから必要な
部品の調達をしてみます。

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by mikami-homemade | 2017-03-24 12:36 | メンテナンス
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こちらは、ペラ ウィンドウ(Pella) デザイナー・シリーズの
Dual Glazed Panel(DGP)付ダブルハング窓。

デュアル・グレーズドゥ・パネルというのは、取り外しが可能なシングル
(1枚)ガラスのパネルが、1枚ガラスのサッシの内側に装着された
構造になったタイプです。(最近は3枚ガラスもあるようです)

2重サッシという構造は、ペアガラスとは違った特徴がありますから
国産サッシにはない面白さがありますね。

さて、そんなペラの上げ下げ窓ですが、型ガラスの向こうに何か
ぶら下がったものが見えますでしょうか。

これは、上窓(アッパー・サッシュ)に取り付けられたチェックレール
と呼ばれる気密パッキン材(ウェザーストリップ)が劣化して脱落
してきたところです。

上窓と下窓(ボトム・サッシュ)とが重なり合う場所にこれを
取り付けると、窓と窓との間から風や雨が入らなくなります。

こうした気密パッキン材は、上窓の上部や下窓の下部にも取付け
られていて、サッシュと窓枠との間の隙間を埋める役目を果たして
います。

ケースメントやオーニング、パティオ・ドアといったサッシにも
それぞれ違うタイプのウェザーストリップが取り付けられていますから
それぞれの場所に合ったものを定期的に交換することが必要です。

それらは、柔軟性も要求されますから、塩化ビニールのような素材で
出来ています。その耐久性はおおよそ10年。太陽光の強い紫外線
にも当たりますから、経年劣化は仕方ありません。

たまにはサッシを開けてみて、こうした気密材が傷んでいないか
チェックすることをお忘れなく。

ペラを始めとした輸入サッシ、特にアルミクラッドの木製サッシなどは、
これが劣化すると雨水が木部に浸透して黒く腐らせることもありますから、
用心が大切です。

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by mikami-homemade | 2017-03-23 19:15 | メンテナンス
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ピーチツリー(Peach Tree)社のものと思われる勝手口ドア。

既にピーチツリーというメーカーはなくなってしまいましたが、
20年くらい前の輸入住宅では勝手口だけでなく、玄関ドアにも
この会社のものが多く採用されました。

ここのドアは、表面にスチールの薄板を張った中に、断熱材を
入れる形で作られていました。

スチールですから定期的に油性の塗料などで塗装をしなければ
なりませんが、そういうメンテナンスをやっていても、表面が
錆びてくることがあるようです。

それは、どこかに明いた隙間からドアの中に湿気や雨水が入り込む
ことで起こります。

隙間と言っても大きな穴という訳ではなく、ドアの上端や下端に
ピンホールのようなほんの少しの穴だと思います。

小さな隙間から湿気等が入り込むと、中の断熱材や下地の木材等に
付着します。そうした水分は、ドアの中で滞留して外に放出される
ことはありませんから、中側からスチールを錆びさせるという訳です。

こういう不具合は、ドアの外側の錆びを落として塗装をしても
一時的な補修でしかなく、完全に直すことは不可能です。

隙間を埋めて防水処理をしても、一旦内側に入った水分は抜けない
ですから、錆びの進行を若干遅らせることしか出来ません。

こうなったら、こまめに塗装をしてやって、錆びでドアに穴が明く
ようなひどい状況になったら、ファーバーグラスのドアなどに
交換するようにして下さい。

錆びのあるドアは、アメリカの田舎の雰囲気にはピッタリですが、
見た目にも限界がありますから、その時は思い切ってリフォーム
しましょう。

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by mikami-homemade | 2017-03-22 10:29 | メンテナンス
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昨日も豊田市のお客様の処に伺って、玄関ドアまわりのメンテナンスを
行ってきました。

輸入住宅に慣れていない工務店さんが施工したということで、輸入ドアの
取付けが決まった通りでなく、その場しのぎの仕事だったので、
ドアの調整に相当苦労しました。

写真のドア・ヒンジは、この現場とは違うお客様のものですが、
ドアに彫り込まれたヒンジ取付け用の切れ込みが、実際のヒンジの大きさ
よりも大きくなっているようです。

元々付いていたヒンジより小さなものを途中で取り付けたのか、
それとも最初からこんな状態だったのかは分かりませんが、何か
変な施工をしていますね。

ヒンジの心棒あたりの状況を見ると、左右で少しずれてきている
ようですから、随分金属が減ってきている感じがします。

こうなってくると、ドアが敷居に擦ったりドア・ラッチやロックが
固くなったりしてくるでしょうから、放っておくと鍵等の破損にも
つながってきます。そうなると防犯性も心配です。

また、ドア枠側にご自身で取り付けられたと思われるスポンジ状の
クッション・モール材が写っています。

気密性や断熱性の為だけでなく、見た目の問題から考えても
新しいウェザーストリップに交換した方がいいかも知れませんね。

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by mikami-homemade | 2017-03-17 11:47 | メンテナンス
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どこの窓メーカーかは分かりませんが、お客様からご依頼頂いた
網戸の張り替えを行いました。

網戸を張り替える時は、まずは広くて平らな場所を用意しなければ
いけません。

狭い場所では取り回しが出来ずやりにくいですし、平らでないと
ピンと網を張った時に歪みが生じてしまいます。

勿論、古い網戸のフレームが既に曲がっていたり、歪んでいたり
していることがあります。(実際に写真の網戸も曲がっています)

それでも平らな場所で張っていれば、歪みのないサッシのフレームに
網戸を入れ込んだ際に網がフラットな状態になるのです。

最初はなかなかうまくスクリーンを張れないかも知れません。
でも、やってみなければ学びはありません。

やってみてどうしてもダメな場合、その時間がどうしても取れない
場合は、私たちのようなプロに任せればいいのです。

挑戦してみようという気持ちをいつも忘れずにいることこそ、
家づくりの原点だと私は思います。

<関連記事>: 網が破れた網戸 (2017年3月7日)

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by mikami-homemade | 2017-03-14 10:04 | メンテナンス
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以前、床下空間のない住宅は注意して下さいという内容の記事を
書かせて頂いたことがありますが、今回ご相談頂いたのも全く同じ
ケースです。

立ち上がり基礎で囲まれた部分に、土を埋め戻して床下のスペースを
なくし、その表面にコンクリートを張って平らに仕上げるのが、
スラブ床という工法です。

でも、埋め戻した土の中には、白アリのコロニー(巣)も一緒に
なっていることが多く、何とかそこから食べ物を見付けようと
這い上がってきます。

また、基礎の立ち上がりと表面に張ったコンクリート(モルタル)
とは一体成型で造られている訳ではないので、それらが接する部分は
自ずと隙間が開いてきます。

そうなると、隙間から地面の湿気や水分が上がってくるだけでなく、
シロアリさんたちも1階の床まで上がってきてしまうこととなります。

写真のクッションフロアの下には、他の部屋と床高を揃える為に
薄い合板が張られているものと思われます。

そこに湿気や水分が滞留してカビなどが発生し、クッションフロアを
このように黒くしてしまったのだと推察されます。

こういう場合、単にクッションフロアを張り替えるだけでは、同じ
ことがすぐに起こってしまいます。

一度下地まで剥がしてみて、何らかの防水・防湿対策を行ってから
仕上げの工事をすることが重要です。

当然その際は、恒久的な対策ではないにしろシロアリ対策を
行って頂くことも必要かも知れません。(土の中のシロアリの巣を
根絶させることは、スラブ床の上からでは不可能ですから
都度対処するしか方法はありません)

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<関連記事>: 床下環境のない家は、要チェック! (2011年6月30日)

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by mikami-homemade | 2017-03-13 11:01 | メンテナンス