輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

カテゴリ:外装工事( 63 )

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大分市で建築中のレンガ積み輸入住宅で、カナダの職人による外壁の
レンガ積みが、とうとう始まりました。

レンガ積みの施工で最も大切なのは、一番最初の1段目。

ここでレンガの水平・垂直が決まりますし、レンガを配置するピッチ
をどうするかが確定します。

ここをいい加減にやってしまうと、美しいレンガ積みの外壁とは
程遠いものとなってしまいます。

また、コーナーになる部分に鉄筋のアンカーが入っているのが
見えますね。アンカーは、基礎に穴を明けて打ち込んでありますから、
レンガ積みが基礎と一体となり、沈み込んだりすることもありません。

ですから、耐震性のあるレンガ外壁になるんですね。

このおうちでレンガはおよそ7,000個積むこととなります。

手間や費用というものは、掛ければ掛けただけ素晴らしいものと
なります。10年毎に外壁を塗り替える必要もありませんし、100年
以上の耐久性が実現出来るのは、レンガ積み以外にはありません。

勿論、強い台風にもビクともしませんし、厚さが90㎜もあるレンガは
外断熱の機能も果たしてくれます。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
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by mikami-homemade | 2017-09-20 11:21 | 外装工事
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今朝がた、大分より戻って参りました。

無事、外壁のレンガ積みに使う材料や道具、通勤用の自転車などを
現場や宿泊先に持ち込むことが出来て、ホッとしております。

それにしても片道14時間余りの道のりは、ジジイには堪えますね。

そして、レンガを積んでくれるカナダ人のゴードとノームも金曜の
夜に無事大分空港に到着しました。

写真では分かりにくいかも知れませんが、2人共体が大きく
屈強な体格をしております。

こういう人たちだから、あの重いレンガを軽々と外壁に積んでいける
のだと思います。

勿論、彼らは体がいいだけではありません。レンガ積みの知識や
経験、ち密な計算があってこそ、美しくて頑丈なレンガの家が
出来上がるのです。

安くやろうとして、中国やインドネシアの人に施工をお願いしたり、
日本のブロック屋さんにレンガを積んでもらったりするビルダーも
いるようですが、その違いは歴然です。

本物を造るには、本物の材料や人にお願いしないといけません。
似た感じだったらそれでいい、という妥協は私たちには出来ません。

さて、これから1ヶ月間、彼ら2人でレンガを積みますから、
見たいという人はご案内しますよ。但し、大分まで来て頂かなければ
なりませんが・・・。

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by mikami-homemade | 2017-09-17 17:29 | 外装工事
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何やらトラックにゴミを積んで捨てに行くように見えますが、
実はこれら全て外壁のレンガ積みをする際の道具や材料なのです。

自転車は、カナダのレンガ職人が宿泊先から現場まで通う為に
必要ですし、モルタル・ミキサーはレンガを積む際の目地を練るのに
使います。

また、この中にはラダーと呼ばれる横鉄筋や目地のモルタルや水を
運ぶバケツ、レンガを切る為の電動カッターなども積んであります。

いつもだったらこれらを近くの現場へ持っていくだけなので、一度に
全部運ぶことはありませんが、今回は遠く大分の現場ですから
気合いを入れて全て積み込まなければなりません。

忘れ物はないか、ちゃんとチェックしたつもりですが、もし忘れたら
現地調達しかありません。

今晩これらを積んで名古屋を出発して、明日のお昼頃には大分市の
現場に到着出来る予定です。

その後荷物を降ろして、大北空港までレンガ職人たちを迎えに行きます。

翌朝には現場で仕事の段取りを打合せして、少し仕事を見たら
ミッション終了。16日の遅くか17日の未明には、名古屋に帰ってくる
つもりです。

あとは、強い台風18号の状況次第です。因みに、外壁のレンガ積みの
施工はこれから1ヶ月間続きます。その様子は、逐次報告しますね。

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by mikami-homemade | 2017-09-14 13:08 | 外装工事
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急勾配の屋根が、途中で折れ曲がって緩い勾配の屋根に変化する
デザインの中折れ屋根。

カナダでは、ルーフデッキ(屋根付きのウッドデッキ)付きのログハウス
などで使われる手法ですが、日本ではあまり見かけない屋根ですよね。

途中で折れ曲がっている形状ですが、それでも屋根は一体のものとして
繋がっていますから、国産のカラーベストのようなコンクリート板の
屋根材や瓦では曲がりの部分の納まりがきれいに出来ません。

それに引き換え、北米のアスファルトシングル葺きは、柔らかな
グラスファイバー入りのアスファルトで成型された薄い素材で出来て
いますから、簡単に曲げることが可能です。

だから、こんなに美しいデザインの折れ屋根が出来るという訳です。

勿論、屋根材は上から下まで連続して施工されていますから、防水性
でも弱点はありません。

ただ、折れ屋根で気を付けたいのは、緩い勾配にする時の防雨性能。

あまり緩すぎる勾配だと、強い雨風が吹き上げた際に中に雨が侵入して
しまう恐れがあります。

ですから、勾配は最低でも3.5寸(長さ10に対して高さ3.5の比率で
上がっていく)勾配にしなければなりません。

屋根瓦に比べて格段に軽く地震にも安全ですし、条件はありますが
一生保証という屋根材は、私たちが使うアスファルトシングルしか
ありません。(将来の屋根の塗り替えも、基本不要です)

こうして私たちのレンガ積み輸入住宅(大分市)は、出来ていきます。

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by mikami-homemade | 2017-08-29 13:01 | 外装工事
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大きくて重いレンガを外壁(外装)材として使うレンガ積みの輸入住宅。

強固な鉄筋コンクリートで出来た基礎の上に載せてレンガを積んで
いきますから、建物の構造体にも負担を掛けない外壁となります。

でも、窓のある開口部の上にも外壁はありますから、そういった処は
基礎から積み上げるという訳にはいきません。

そんな場所で使われるのが、L字型をしたアングル鋼。

L字にすることで強度を上げて、上から掛かる重量にも耐えられる
状態を作り出します。

この写真は、そのアングル鋼が入れられた輸入サッシの窓上の状態です。

アングル鋼とサッシとの間にスペースがあるように見えますが、これは
上のレンガの重みでアングル鋼が下がってくるようなことに備えての
スペースです。

勿論、隙間から雨が中に入り込まないように、薄いサイディングや
防水コーキングで処理をしています。

こうして自然の摂理をうまく利用して造られるレンガ積みの輸入住宅
ですが、全てノー・メンテナンスという訳にはいきません。
(レンガ積みそのものは、ほぼノー・メンテナンスと言っても過言では
ありませんが・・・)

アングル鋼は厚みのある鉄で出来ていますから、表面に塗られた
錆止め塗装は定期的に塗り直しをしてやる必要があります。

屋根の鈑金や軒裏、輸入サッシの周囲の防水コーキングなどの
補修メンテナンスと一緒に、アングル鋼の塗装もお忘れなく。

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by mikami-homemade | 2017-07-25 14:18 | 外装工事

窓の周囲は、要注意!

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コテ塗り風に扇形の模様を付けて仕上げられた塗り壁の外壁。

地中海のプロバンス風に見えるということで、20年近く前に
流行したデザインですね。

でも、交通量が多い場所や黄砂や酸性雨などが降ってくるような
地域では、そのコテ跡に汚れが沈着してしまいます。

更に追い打ちを掛けるように、温度変化などで外壁が伸び縮みして、
ジョリパットのような塗り壁材にヒビが入ってしまうこともあります。

その原因の多くは、コストを重視した為に下地作りを疎かにした
ことにあるのですが、金額重視の傾向がある日本では仕方ないこと
かも知れませんね。

ジョリパットは、外壁の表面に塗った仕上げ材ですから、単にそれが
割れただけではすぐに防水性に問題が起きる訳ではありません。

ただ、サッシの周囲は、下地の防水紙がカットされる開口部でも
ありますから、弱点となる可能性が比較的高いとも言えます。
(透湿性防水シートは、防水構造の最後の砦です)

私たちのように、下地にサイディングを張ったり、外部通気層を設けたり
することで、雨の侵入にハードルを作ることが出来ますが、それを
するにはコストが必要です。

コストを低くしたいという家で、コストが高くなるような施工を
敢えてやるということは、真逆の考え方が共存することになりますから、
ほぼそうした施工をしていることはないでしょう。

ですから、サッシ周りや外壁の構造用合板のつなぎ目などで雨漏り
しているという不安を感じたら、出来るだけ早めに原因を究明して
正しい施工をすることが大切です。

勿論、それを正すには、相応の費用を覚悟しなければなりませんよ。

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by mikami-homemade | 2017-07-17 11:26 | 外装工事
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最近ではローコストのアパートでも一般的となってきた棟換気。

屋根の一番高いラインに空気が抜ける通気口を設けて、屋根裏に溜まった
湿気や熱い空気を外に放出するのが目的です。

でも、そういったことを知らなかったり、コストを少しでも抑えようと
したりする建物では、換気棟の施工は疎かになります。

こちらの美しい輸入住宅は、一見何事もない素敵な建物に見えますが、
やはり換気棟の設置は一切ありません。

ですから、新鮮な空気を屋根裏に取り入れたり、外壁の通気層の空気を
引っ張り上げたりする為の軒通気の設置もありません。

一時期、火災の炎が軒裏から侵入するからという理由で、軒の換気口を
なくしてしまうという住宅メーカーもあったようですが、そのリスク
よりも家全体の換気が出来ないことの方が、もっとリスキーだという
ことが分かっていなかったのかも知れません。
(今は、防火ダンパー付きの軒通気材もありますが・・・)

よって、この輸入住宅の大きな屋根裏空間は、春から秋に掛けて
蒸さるような暑さと湿気に包まれます。

湿気が飽和状態になれば、屋根垂木や断熱材に水滴がたくさん付着
しますから、腐りや劣化の心配が出てきます。

冬場は熱気が少なくなりますが、お風呂や料理などの生活から排出される
湿気が屋根の冷たさに当たって、水滴の量はより多くなるはずです。

そんな環境では、ねずみやゴキブリといった害虫も繁殖しますから、
健康被害も問題となります。

見た目の美しさには拘るべきですが、それは適切な施工や性能を
満たしてこそのデザインでなければなりません。

この梅雨の時期、多くの家で小屋裏の内部結露の問題が多くなり、
相談頂く件数も増える傾向にあります。

屋根裏をチェック出来る構造になっていないおうちが殆どかと
思いますが、点検口を開ければ誰でも簡単にチェック出来ます。

この機会に是非屋根裏の結露を点検してみては如何でしょうか。

<関連記事>:屋根裏の結露

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by mikami-homemade | 2017-07-01 14:12 | 外装工事
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先日より外装リフォームの現場でトイレのタイル床が湿気って
いるというトラブルの記事を書かせて頂いておりますが、
ようやくその原因と思われるところが判明しました。

写真がその箇所ですが、タイルの周囲に防水コーキングが入れて
あります。ただ、これが施工されたのは新築時と思われますから、
既に30年近くが経っているかも知れません。


実は、RC造(コンクリート造)の建物については、周囲の足場等を
固定する為に所々アンカーと呼ばれる引っ張り金物が打ち込まれます。

そして、足場等を外す際に、そこだけタイルが張っていない状況
ですから、足場屋さんがそこにタイルをコーキングで張っていく
ということがよくあります。

こういう場合、タイルが少しずれていたり、傾いていたりしますから、
結構分かりやすいのですが、ここだけはタイルがきれいに張って
あったので、気が付きませんでした。

でも、よ~く見返してみると、床が湿気っているトイレの真上に
このような箇所を発見しました。

地面からの湿気が床にまで上がってきているのかとも考えましたが、
床下に乾いた感じがあったのでどうしても合点がいきませんでした。

でも、ここなら2階や3階の室内には雨漏れがしていないことも
理屈に合いますし、トイレの隣の外部収納スペースにも雨漏れが
ない状況も理解出来ます。

このタイルを一旦撤去して、そこにある割れや穴を目地材でしっかり
埋めた上で、防水処理を施せば恐らく問題は解決するはずです。

ずっとしっくりこなかったことが、一度にスッと肚に落ちました。

問題をいい加減にせずに、原因究明まで粘り強く取り組めば、
必ず道は開かれるといういい例かも知れません。

どうぞ皆さんも家に問題があれば、放置せずに早めに原因を突き止め、
しっかり対処するように心掛けて下さいね。

<関連記事>: 防水塗装をすると雨漏れする?

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by mikami-homemade | 2017-06-08 14:35 | 外装工事
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RC造建物のタイル外壁を直しています。

この部分は、2Fと3Fの間くらいの高さなんですが、1Fの壁の
クラックからは白い炭酸カルシウムが吹き出てきていました。

そこで、その上の方の壁タイルに割れがあるのを確認して、
そこのタイルを一旦剥がして状況を確認した様子が、この写真。

窯業系のしっかりした磁器タイルですから、剥がすのにも苦労
するのですが、モルタル目地だけでなく、やはりコンクリートの
構造にも微小な割れが入っていました。

その割れがどこからどこまで入っているのかを確認して、そこに
モルタルをしっかり入れて補修しました。

あまり考えない業者さんなら、タイルの上の割れだけをコーキング
等で埋めてしまうだけでしょうが、それではタイルの下にある割れは
直せません。

今回は、新築した時に余っていたタイルが在庫してあったので、
こうして張り直しをすることが出来たのですが、古いタイル外壁の
場合、同じタイルが今でも生産されているということはまずありません。

そういった意味でも、このお客様はきれいに元通りにすることが出来て
ラッキーだったかも知れません。

その後、張り直したタイルや目地に再度防水塗装を掛けて、漏水試験を
行います。それがOKであれば、完了となる訳です。

さて、皆さんの輸入住宅では、レンガ・タイルの割れはどうしていますか。
もしそのまま放置しているようなら、構造にも雨漏れしているかも
知れませんよ。

ちゃんと外壁の手入れもしっかりして、長く愛せる輸入住宅を目指して
下さいね。特に、コンクリート製のカルチャード・ブリックは、
雨の浸透性もありますから要注意です。

その点、本物のレンガ積みはいいですよね。

<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる

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by mikami-homemade | 2017-05-26 16:07 | 外装工事
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ガルバリウム鋼板で張られた屋根の塗り直しをする前の状況を
写真で撮りました。

薄いピンク色をしているのが、屋根が三角になった部分(破風)の
軒の部分です。

磁器タイルが張られた外壁(妻壁)と屋根の軒が、垂直面でほぼ
揃っているのが分かりますね。

通常屋根の破風は、外壁面より少し外に張り出しているのが一般的。

そうすることで、屋根が外壁の一番上の部分をカバーし、屋根と
外壁との境い目から雨水が侵入しにくいようにしてくれるのです。

でも、建築家と呼ばれる設計士のデザイン感覚から、この屋根の
ように正しい納まりを無視した建築の建物を多く見掛けます。

輸入住宅でも20年くらい前に南プロヴァンス風と称して、
軒のない屋根の塗り壁の家が多く建てられました。

この家はそうしたデザインの建物ではありませんが、軒が出て
いないのは同じです。

屋根と外壁との境い目をよく見ると、タイル目地が割れて脱落
している状況でした。

レンガタイルは表面に張られているだけですから、これで即座に
室内へ雨漏りする訳ではありませんが、RC造の構造自体に雨水が
接しやすいことは間違いありません。

コンクリートの構造体やタイル目地は、元来防水性はありません。
ですから、将来雨漏りを起こす原因になる可能性があるのです。

特にこの外壁面は東側ですから、台風などの強い雨風が吹き付ける
状況にありますから、そのリスクは大きくなります。

費用面を度外視すれば、屋根の破風をもう少し延ばす工事をする
ことをお勧めしますが、もしそれが出来ないというのであれば、
屋根の防水塗装と一緒にタイルの目地の入れ直しと外壁の防水
クリア塗装、目地のコーキング工事をすべきだと思います。

ただ、その場合常に軒のない構造的な欠陥を理解して、外装の
塗り直しの度にタイルの欠落や防水チェックを怠らないように
したいものです。

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by mikami-homemade | 2017-05-06 11:39 | 外装工事