輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

カテゴリ:外装工事( 46 )

窓下からの雨漏り

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昨日、ウェザーシールド社製ベイ・ウィンドウの窓が開けられなくなった
という相談について書かせて頂きましたが、これも同じWeather Shield社
のダブルハング・サッシです。

窓の周囲に飾りのケーシング枠が回っていますが、その下端にビニールの
養生シートが張られています。

実は、このケーシングの下の処から雨が漏れてきたというトラブルが発生し、
近くの業者さんに頼んで石膏ボードの壁を剥がしてもらったそうです。

恐らく原因はサッシだろうということで、サッシの下枠などをコーキングで
防水処理を施して解決したかに思えたのですが、その後また窓下の処が
濡れているということで、そのまま手付かずのままだそうです。

こういう場合、窓枠からの雨漏れを疑うのが一番だとは思いますが、
自然は思わぬ処に原因を作っていることがしばしばあります。

勿論、窓周りの防水施工が不十分であった為に雨が室内に侵入したことは
間違いありませんが、その雨水が窓からなのか、それとも窓の周囲の
外壁なのか、それとも窓の上にある屋根部分なのかは慎重に調査する
必要があると思います。

人間の思い込みというやつが一番厄介で、それで何年も問題が解決出来ず
状況を更に悪くしたなんてケースはたくさんあります。

安易な仕事で対策しても、後で費用が掛かっては元も子もありません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
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by mikami-homemade | 2017-01-28 14:52 | 外装工事

久しぶりのご相談

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大阪府のお客様から、屋根に天然スレートを使いたいという
ご相談を頂きました。

一度葺いたら100年以上の耐久性がある本物ですが、それなりの
お値段になりますから、お客様にもそれなりの覚悟と資力が必要です。

写真は、お客様から頂いた屋根のイメージですが、ストレートな
一文字葺きの天然スレートになっていて、軒先の一列だけを銅板を
用いた鈑金屋根になっています。

腰葺きと呼ばれる手の込んだ施工ですが、平屋の贅沢なおうちには
よく合いますよね。

銅板ですから緑青が吹いてすぐに青く変色すると思われがちですが、
最初は黒く変色して50年以上掛かって徐々に青くなってくるので、
それまで私たちが生きていられれば見ることが出来るという代物です。

天然スレートの屋根も鉄分が染み出してきているようで、少し赤く
変色してきている処はなかなか風情がありますねぇ。

今回、建築自体は大手住宅メーカーさんが施工して、屋根だけを
お客様が直接発注されるという形のようですが、さてさてご契約は
どうなることでしょうか。

在庫や職人の状況を確認した上で見積をしますので、少々時間が
掛かってしまいますが、どうぞお待ち下さいね。

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by mikami-homemade | 2017-01-16 11:41 | 外装工事
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RC(コンクリート)造の建物の外装と基礎との接点を写した写真ですが、
外壁に伝った雨だれが基礎にも流れて雨染みが付いています。

そのくらいだったら特に問題はありませんが、基礎と接している部分に
割れが入っているのが分かります。

実は、この建物の室内側から基礎部分を覗いてみると、雨水が入ってきた
跡が見受けられました。

通常、サイディングなどの外壁の下端には水切りと呼ばれる鈑金材が
入れられて、基礎の上端をカバーする施工が行われます。

水切りには、通気水切りというものもあり、サイディングの内側に
通気層を設けて外壁に雨が入り込んでもそこから雨が下へ抜けるように
する機能が存在します。

20年以上経っている住宅ですから、そうした材料がなかったかも
知れませんが、単なる水切り材はあったはずです。

ほんのちょっとした気遣いや工夫ですが、水切りを入れるのと入れない
のとでは大きな違いが生じます。

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by mikami-homemade | 2017-01-04 11:36 | 外装工事

レンガ・タイルの脱落

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RC(コンクリート)造の建物の外装に張られたレンガ・タイル。

築20年以上の建物ですが、建物自体は意外と悪くなった処が
少ないようです。

それでも、それなりの時間が経っていますから、定期的なメンテナンス
をする必要があるのです。

写真は、窯業系のレンガ・タイルが脱落している処ですが、接着剤が
引っ張られて飛び出しています。タイルが外れる際に外れまいと
頑張った様子が見て取れます。

ただ、本物と積みレンガと違いますから、脱落のリスクがない状況
にはなりません。

このレンガ・タイルの脱落が高い場所からであった場合、下に人や物が
存在したら、大きな損傷を受ける可能性があります。

この建物は3階建てですから、それ程大ごとにはならないかも知れませんが、
マンションのような大きな建築物だとしたら、その落下の衝撃は非常に
大きなものとなるでしょう。

何れにしても、定期的に外装をチェックして脱落や割れが発生しそうな
箇所については、早めに補修をするように心掛けることが、タイル張り
の外装には大切です。

何か事故が起こる前に、是非チェックをしてみましょう。

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by mikami-homemade | 2017-01-03 14:05 | 外装工事
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20年近く前に施工されたスレート瓦。

スレート瓦とは、粘板岩で出来た天然スレートではなく、コンクリート
の薄板に防水塗装を塗って作られた国産の屋根材です。

コンクリートは元来透水性があり、そのまま屋根に使えば風雨に曝され
すぐに劣化してしまいます。

その為に防水塗料を塗ってコンクリート自体に水が染みないように
している訳ですが、10~15年もすると塗装が剥げたり劣化したり
してきます。

この屋根は、新築時から全く塗り直しをしていないらしいですから、
コンクリート自体に雨が染みて、少しの衝撃で割れが入ってしまいます。

ですから、所々屋根材が脱落して抜けた部分がありますし、クラックが
入った屋根材をコーキングなどで補修している箇所も見られます。

表面の屋根材自体は、実際に家を雨から守っている訳ではなく、その下地
となっているアスファルト・ルーフィングという防水シートが、屋根の
防水・防雨の役割を担っています。

この防水シートに不具合が起きない限り屋根の雨漏りは発生しない
のですが、シートを太陽の紫外線や大気汚染から守っている屋根材が
なくなってしまうと、そのリスクは高まってきます。

このように既に脱落等が見られる屋根の状態では、屋根材を一旦剥がして
新たな屋根材を施工する以外ありません。

塗り直しても、劣化した屋根材は次から次へどんどん割れてくるからです。

カラーベストと呼ばれるスレート瓦は、早めの塗り直しが肝心だという
ことをお分かり頂けましたでしょうか。

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by mikami-homemade | 2016-12-31 09:56 | 外装工事

やっぱり足場が必要です

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昨日が仕事納めだったのですが、職人さんの都合で今朝屋根のチェックを
する為に、お客様のお宅まで伺ってきました。

RC(コンクリート)造の3階建ての住宅ですが、増築された部分から
雨漏りがするというので、屋根の具合を職人さんと一緒に確認しに
来たという訳です。

実は、以前にも職人さんと見に来て、外壁や庇(ヒサシ)の上端からの
漏水の可能性が高いという結論に達したのですが、念の為屋根の状況も
見ておこうという趣旨でした。

しかし乍ら、3m程ある脚立を使っても、屋根のヘリまで上がることが
出来ず、無理をして万一のことがあってもいけないとのことで、
屋根に上がるのを断念しました。

仕方がないので、屋根については塗装の塗り直しで対処するという簡易な
パターンと屋根材を一旦剥がして新たに鈑金屋根を施工し直すという
パターンの2種類を見積しておいて、実際に足場を組んだ時点で
状況確認してどちらの施工をすべきか判断しようという結論に達しました。

それにしても、どうしてこんなに高い位置まで屋根を上げたんでしょうねぇ。

ここまで建物を高くする必要はないようにも感じます。

何れにしても、せっかく足場を組むのですから、外壁・屋根・樋などの
外装のメンテナンスを出来るだけ一度にやりたいと思います。

コンクリートの建物は、水が中に入ると鉄筋を錆びさせる危険性が
大きくなります。コンクリートと鉄筋の双方で耐震強度を上げる
構造ですから、その何れか一方でも劣化してしまえば建物としての
信頼性に係わってきます。

そういう意味でも、しっかりした施工が求められると思います。

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by mikami-homemade | 2016-12-30 14:32 | 外装工事
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これは、カルチャード・ブリックと呼ばれるコンクリートに着色
して作られたレンガ・タイルの外壁です。

その外壁コーナーの部分に、垂直に割れが入っているのが見て取れます。

上からの荷重が掛かった際に、それぞれの壁の縮み(圧縮)具合が
違った為に割れが入ったものと思われます。

割れがタイルの表面だけのことであれば、然程問題にはなりませんが、
モルタル目地を含めて全てに割れが生じているという状況からすると
防水下地や構造部分にも何らかのクラックが入っている可能性も
あります。

雨や湿気の影響がないところであればいいのでしょうが、外壁
ですから、雨水等の侵入を疑わない訳にはいきませんね。

それに外壁内に通気層を取っている施工であれば、中に水が侵入しても
それが通気層を通って下に落ちて排出されるのでいいのですが、
そうなっていない場合は水分や湿気が中に滞留することもあります。

こういう場合、割れを防水コーキングなどで埋めて、その上から
クリア(透明)の防水塗装を施す人が多いですが、そのやり方は
建物がある程度古くなって動かなくなった場合にはいいですが、
まだ動く可能性のある建物ではまた割れる危険が残ってしまいます。

本当にしっかりした施工業者なら、一旦カルチャード・ブリックを
取り除いて、下地を直してから再度仕上げ施工をするはずです。

それにしても、このレンガ目地は酷いですねぇ。

わざとラフに仕上げたのでしょうが、これでは雨の侵入を助長する
ようなものです。しっかりコテで押えて美しくしてこそ、目地の
モルタルが雨の侵入やタイルの脱落を防ぐ役割を果たすのです。

流行りや格好ばかりの施工がダメなことが、ご理解頂けますか。

そういう点でも、本物のレンガ積みの外壁はいいですよね。

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by mikami-homemade | 2016-12-25 14:07 | 外装工事

塗り壁材の割れ

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サッシからの雨漏れは、サッシ自体が悪い場合もありますが、
その多くは屋根や外壁からの雨漏れに起因していることが
多くあります。

こういう場合、国産サッシだろうが、輸入サッシだろうが、
窓の周囲から室内に雨水が入り込んでしまいますし、
いくらサッシを交換したところで直るものではありません。

写真はその一例ですが、サッシの上端となっている部分の
外壁に水平方向に割れが走っています。

下地材の張り方によっては、縦方向に割れることもある
のですが、横方向の割れは建物の荷重がまともに窓に
掛かってしまい、その歪みが外壁に出てしまったのだろうと
考えられます。

本来なら窓の上端は構造体に固定せず、遊びを設けることで
荷重を逃がすことをしなければいけません。

また、そうなった場合に備えて、外壁材と窓との間に柔らかな
防水コーキングを打つスペースを設けたり、柔軟性のある
スタッコフレックスのような塗り壁材で仕上げたりすることを
しなければいけません。

勿論、そういった表面の防水施工に加えて、万一壁の中に
雨水が侵入した際に構造体や室内へのダメージを与えないような
下地の防水処理や排水の工夫をしておくことが大切です。

雨漏りは、材料の選定ミスや施工の間違いなどいろいろな要素が
重なって起こりますから、簡単に考えない方がいいですね。

でないと、いつまで経っても雨漏りで苦労しなければなりません。

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by mikami-homemade | 2016-12-23 11:53 | 外装工事
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昨日、屋根の不具合についてお話ししましたが、次にバルコニーを
チェックした状況を見てみましょう。

こちらは、玄関ポーチの上にある陸屋根形式のバルコニーです。

物干しとして使うのであれば、奥行きは90㎝程度でいいのですが、
玄関ポーチの屋根を兼用しているので2.3m程度の奥行きがあります。

広くなる分雨を受ける面積が大きくなりますから、それなりの排水経路を
確保しておく必要がありますし、定期的な排水口の掃除は必修です。

この輸入住宅は、手入れをされていない状態が長く続いたのか、
バルコニーに降った雨を集めて流す中樋には、土や落ち葉といったゴミが
溜まってしまっています。

こうした状態では、集中豪雨のような時には排水が追い付かず、バルコニー
全体に雨が溜まってしまうかも知れません。

バルコニーの床は、FRP防水と呼ばれる施工がされていますが、手摺壁
へのFRPの立ち上がりが5㎝程しかありませんから、その高さを越える
ような水が来れば、そこから構造体に水が入ってしまいます。

当然、床面にも雨水が入りますから、FRPの床の接着が緩くなり
床合板からFRPが浮いた状況になるかも知れません。

それ以外にも、手摺の上に取り付けてある鈑金の笠木が劣化することに
よって、そこから雨漏れを起こす危険性もありますから、慎重にチェック
すべき処です。

バルコニーの施工が原因の雨漏れリスクはこのくらいですが、昨日お話し
した屋根や外壁といったところから雨水がバルコニーに侵入してくる
恐れも考慮に入れておかないと、バルコニーを補修しても雨漏りが
止まらないなんてバカなことになります。

住宅において不具合が露見する場合、その多くは複合的な原因に
よって起こるものです。

ここだと決め付けず、その原因を深く考察出来るような専門家の
力を借りて対策を練ることが肝心ですよ。

勿論、普段の掃除や手入れが最も大切なことは間違いありません。

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by mikami-homemade | 2016-12-21 14:12 | 外装工事
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今日は、とあるお客様が中古の輸入住宅を購入されたとのことで、
リフォームの相談を頂きました。

現地で実際のおうちを見させて頂きましたが、リフォームという
よりは修理・修繕の要素が遙かに多い状況でビックリしました。

以前お住まいの方は、1年くらい前に引っ越されたようですが、
いろいろな家のトラブルが発生し、相当手直しをされた様子を
窺い知ることが出来ました。

ただ、どの修理も中途半端で材料や施工も適切ではなかった
ような気がします。

あまりに多い不具合ですので、全てを一度に書くことは出来ませんが、
まずは屋根をご覧に入れましょう。

写真は、屋根材を近くから撮影したものですが、防水コーキングで
割れたスレート瓦を補修した跡が見受けられます。

でも、コーキングは表面に薄っすら塗っただけのようで、すぐに
同じところに割れが入ってしまった感じです。

よく見ると、この写真でも至る処の屋根材が割れているようで、
補修の処理をしているところやしていないところが散見されます。

私が想像する処では、塗装されたコンクリート製のスレート瓦を
長く塗り直しをしないで放置していたのではないかと思います。

周囲は結構開けた環境ですから、雨風が屋根にも強く当たります。

塗装が剥げた状態であれば、コンクリートの中にまで水が浸透して
いきますから、コンクリート自体が徐々に劣化していきます。

そうなると屋根材の強度も落ちてしまい、多少の雨や風で
割れが入ってしまうという理屈です。

割れが何箇所か入った段階で、屋根の張り替えを検討しなければ
いけなかったのでしょうが、お茶を濁すように割れた部分だけを
コーキングで簡易補修したんでしょうね。

もしそうするにしても、その際塗装をやり直すなどの手立てを
打っていれば、まだ少しは寿命が延びたかも知れませんが、
どんどん割れが出てくるような状況では、張り替えしか道は
ありません。

また、屋根材自体は実際の防水機能を果たしている訳では
ありませんから、下地の防水シート(アスファルト・ルーフィング)
さえしっかりしていれば、雨漏れすることはありません。

でも、外壁ラインや窓の周辺に雨漏れの形跡があることから、
もしかしたら屋根の防水シートも破れたりしているのかも
知れません。

部分的な雨漏れであれば、局地的な補修で対処することが
出来ますが、北側以外のほぼ全ての窓に問題が発生している
ように感じますので、これは相当覚悟が必要な気がします。

これは、輸入住宅特有のトラブルというよりも、住宅全般で
起こり得る不具合と言える事例です。

何れにしても、これをしっかり直せるように、施工計画を
綿密に練っていく必要がありそうです。

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by mikami-homemade | 2016-12-20 19:25 | 外装工事