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by Supervisor-homemade

カテゴリ:外装工事( 63 )

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4月16日に発砲コンクリート(ALC)・サイディングに大きなヒビが
入っている様子をお見せしましたが、今日はその後の補修をどうしたか
ご覧に入れたいと思います。

如何でしょうか、サイディングとサイディングとが接しているジョイント
部分にクラックが入っていて、そこから雨漏れをしていたのですが、
どこに割れが入っていたか分からないくらいになっていますね。

割れのところには、弾性コーキングを十分な量注入して処理した上で
弾性プライマー(白い塗装)を塗ってあります。

そして、クラックのあったジョイント部分には、更にスタッコフレックス
の塗料バージョン、イノセンス(黄色い塗装)を塗ってあります。

全ての材料は、柔軟性の高い下地材ですから、サイディングが少々動いても
割れるリスクは相当軽減されるはずです。

また、イノセンスは以前記事で紹介したように、柔軟性・耐久性が
抜群の塗料ですから、下地材を補強するのには持ってこいと言えるでしょう。

勿論、この上から仕上げる塗料も、弾性タイプにしますから
外壁は鬼に金棒といった状態になると思います。

リフォーム工事はまだまだ続きますが、今後もいろいろなアイデアを
取り入れたり、気遣いした施工を心掛けたりしていきたいものですね。

<関連記事>: ALCコンクリートのクラック (2017年4月16日)

<関連記事>: 折っても割れない外装材 (2015年5月27日)

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by mikami-homemade | 2017-04-22 20:53 | 外装工事

雨漏れチェック

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先日、ALCサイディングの外壁に割れが入っているという記事を
書かせて頂いた瑞穂区のリフォーム現場。

今日は、実際に雨漏れするかどうかを確かめる為に、屋根や外壁に
水道水を掛けて漏れが発生するかどうかの検査を行いました。

室内の壁は、塗装したドライウォールで仕上げていますから、
穴を明けても塗装さえすれば元通りになります。

ですから、どんなに大きな穴を明けてもキズを付けても平気
なんですね。そこが、ビニール・クロスとは違います。

さて、写真が穴を明けた処です。ALCサイディングの裏側が
見えていますね。ALC板が外断熱ですから、グラスウールなどの
断熱材は入っておらず、空洞になっていました。

ALCサイディングの裏側には、以前の雨漏れで水が伝ったような
染みが付いていました。

そして、実際に外壁のクラックに水を掛けて実験しましたが、
数秒後に見事水が上から流れてきました。

外壁の割れは、そこ以外にも複数ありますから、他の場所も
チェックしましたが、同様に水漏れを起していました。

外壁の全ての割れに対して防水処理を施して、最後に弾性のある
柔軟な塗料を塗れば、当面の雨漏れリスクはなくなります。

ただ、こうしたクラックが今後他の部分でも発生しないとは
限りません。

そういった意味では、10年に一度くらいは外壁の塗り直しを
する際に割れをチェックすることが必要ですね。

外壁塗装完了後、再度水を掛けて漏れないことを確認してから、
内壁をドライウォールで仕上げます。

<関連記事>: ALCコンクリートのクラック

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by mikami-homemade | 2017-04-18 16:07 | 外装工事
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旭化成のへーベルで使われるALCコンクリート・サイディング。

RC造の建物を100mm厚の発砲コンクリートで覆う形を取って
いるので、中断熱をしなくても、外断熱だけで十分な断熱性を
発揮出来ます。

ただ、このALCは人間の手では持ち運べないくらいに非常な
重さがある材料ですから、パネルを張り付ける時はクレーンで
吊り上げなければ施工が出来ないというのが欠点です。

このおうちは、家の奥の方も家が立て込んでいて、外壁材を
張るには人間の力でしか出来ない状況だったようで、大きなパネルを
小さくしてから、壁に張り付けていったようです。

ですから、パネルとパネルとのジョイント(つなぎ目)が多くなり、
外壁の雨漏れリスクが大きくなりました。勿論、その重量によって
建物に歪みや負担が掛かってしまうことも否めません。

また、30年近く前は、ALCコンクリート・サイディングのつなぎ目や
窓の周囲には、アクリル・コーキングが使われていました。

当時へーベルに使用したアクリル・コーキングは、時間が経つと硬化して
割れやすくなるようです。

この写真もその一つ。建物のコーナー部分の2階と3階とのつなぎ目
ですが、横方向に大きなクラックが入っています。

強く激しい雨が外壁に当たって、それがここに押し寄せてくると
割れ目から壁の中に雨水が侵入します。

そうして、2階の部屋の天井や壁から大量に水が落ちてきたという
感じのようです。

私たちは、今回このクラックを修理するに当たり、劣化しにくい
別のコーキング材で処理します。その上から弾性シーラーや
弾性(柔軟性)のある塗装を行ってから、最後に水を掛ける
防水検査を実施して完了です。

適切な材料と適切な施工。そして自然の摂理を考えることこそ、
家を長持ちさせる秘訣です。

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by mikami-homemade | 2017-04-16 13:05 | 外装工事
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名古屋市瑞穂区にあるRC造3階建てのお宅で、昨日足場組みを
行いました。

外壁以外に屋根のメンテナンスも行いますから、屋根を洗浄した水が
近隣に飛散しないように高い位置まで足場を組んで、養生シートで
周囲を囲います。

今回の主なテーマは、2階天井・壁の雨漏り補修。

先回の屋根メンテナンスから10年以上経っていますので、その間に
発生した雨漏りの原因(場所)を特定し、そこを重点的に防水補修
することが、今回のミッションです。

建物自体は、築30年近く経っていますから、やはりここでしっかりと
外装のメンテナンスを行っておくことで、長持ちするおうちにしたいと
思います。

三方に張られた窯業系タイルも部分的に脱落していますし、タイル目地
の方も割れや劣化が見受けられます。

タイル張りの外壁は、耐久性や防水性があるように見えますが、
割れればそこから雨水が侵入しますし、目地は浸透性のあるモルタルで
出来ていますから、目地を補修した上でやはりクリアの防水塗装を
しておく必要がありますね。

人間の作るものですから、今回のメンテナンスで半永久的に家が
持つということにはなりませんが、劣化が酷くならないうちに
対処しておくことで、元の状態に戻すことが可能となります。

そういうマメな補修をいくつも実施することで、大掛かりな
修理を防ぐことが出来るはずです。

梅雨が来る前に、外装関係の工事をやる予定です。では、また
その様子を逐次お伝えしていきますね。

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リフォームの概要は、リフォーム(Re-Home)のページをご覧下さい。
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by mikami-homemade | 2017-04-13 15:05 | 外装工事

雨では作業は出来ません

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昨日、愛知県みよし市の輸入住宅でペラ(Pella)社のボウウィンドウ
の修理を予定していたのですが、横殴りの雨で計画を中止しました。

早朝は然程の降り方でもなかったのですが、午前8時過ぎには少し
強くなってきました。

私たちもお客様も早くきれいにしたいという思いでしたが、防水処理が
重要な窓の修理ですから、ここはちゃんと仕切り直した方がよさそうです。

写真は、ワンボックス・バンに積み込んだはめ殺しの建具(障子)と
窓の周囲に付ける化粧枠材です。

以前サッシの木部塗装に使われた白い塗料をお客様が大切に保管されて
いたので、それをこれらの木部にも塗りました。

油性の塗料でしたから、木部にはどうかなと思いましたが、現状の
サッシの木部も特に塗装に劣化はないということでしたので、
色を合わせる為にも新しい建具等に塗ることにしました。

こうして、取付け前に事前に塗っておけば、取付け後に隠れて
しまう部分にも塗装が出来ます。

家づくりには気遣いが大切ですから、現場で手早く塗装するより
倉庫でじっくりきれいに塗装をしてやることは、どれだけ
家を長持ちさせることに貢献するかお分かり頂けますでしょうか。

来週職人さんとお客様の都合が合うタイミングで、再度取付け
作業に伺う予定です。

また、取付けが完了しましたら、その様子をお伝えしますね。

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by mikami-homemade | 2017-04-12 08:48 | 外装工事
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名古屋市にあるこちらのお宅は、在来工法で建てられた20年前の
おうちです。

設計士がデザインした高級住宅といった印象ですが、メンテナンスに
あまり手を入れてこなかったようで、いろいろな処で不具合が発生
しているようです。

写真は、バルコニーの外壁ですが、至る処にクラック(ヒビ)が
入っているのが分かりますでしょうか。

設計図面を見ると、ラストップを下地にしてジョリパットで仕上げた
と記載があります。

ラストップは、塗り壁材で仕上げる為の下地パネルのようで、
コンクリート・サイディング的な使い方がされているような感じです。

ただ、パネルのような外装材の場合、材料のつなぎ目で水平・垂直
方向に真っ直ぐ割れるというのが一般的で、このように縦横無尽に
割れが入っているのは、不思議です。

もしかしたら、パネル状の材料ではなくモルタルのように練った
状態のものを下地に塗ったのかも知れません。

勿論、パネル状の材料に雨水が浸透して、中からボロボロになって
割れたということも考えられます。

傾斜地にあるような住宅ですから、地盤についても少々怪しい
感じですから、外壁などは地震などの揺れの影響を受けてしまい、
ヒビ割れを加速したのかも知れません。

こうした家の動きに対して、ジョリパットは追随するだけの柔軟性は
あまりないというのが、今まで見てきた印象です。

施工の手順や使う材料の相性などといった問題もあるでしょうが、
窓やドアのコーナーなど力の掛かりやすい場所のクラックは、
なかなか避けることは難しいような気がします。

今後実際に外壁を一部剥がすなどして、原因を確認した上で
柔軟性のあるスタッコフレックスなどを使って、割れにくい
外壁になるようリフォームしていきたいと思います。

勿論、単にスタッコフレックスを塗るだけでは、問題は解決
しません。下地の施工を同時に直していかなければ、また同じ
問題が発生するだけですね。

そこには、私たちのようなプロの技術と経験が必要かも知れません。

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by mikami-homemade | 2017-04-10 11:13 | 外装工事
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そろそろ外壁の塗り替えが必要というお客様のおうちの写真です。

写真ではあまり分かりませんが、外壁を手で触ると指に白い粉が
付いてきます。

既に表面の塗装が劣化して、白化現象を起こしています。

この状況では、やはりそろそろ塗り直しをしなければなりません。

横張りサイディングのつなぎ目や輸入サッシの周囲に回してある
コンクリート製のモール材の目地なども、防水コーキングが劣化して
ヒビが入っています。

コーキングは、ある意味消耗品ですから、割れたり切れたりするのは
仕方ありませんが、モール材の縦目地がよじれたように切れている
のは気になります。

サッシの両サイドは、建物の上からの荷重が掛かりやすい場所でも
あります。ですから、この位置にサイディングのつなぎ目をもって
くると上から下へ一直線に割れ目が入ってしまう恐れがあります。

その力に耐えられなかったのか、窓上のモール材が釘留めされた
ところにクラックが入ってしまいました。

材料のつなぎ目である目地ラインは、出来るだけ上下を揃えず、
上からの荷重を分散させて施工することが、美しい外壁を保つ
秘訣だと思います。

こうしたことは、見積や契約書には書かれていない事柄ですし、
住宅メーカーや職人の気遣いの範疇でもあります。

これは、ビルダーの規模の大小やブランドが解決することでは
ありません。どこに施工を任せるかは、皆さんの見る目のある
なしに依るかも知れません。


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by mikami-homemade | 2017-04-01 11:43 | 外装工事

窓下からの雨漏り

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昨日、ウェザーシールド社製ベイ・ウィンドウの窓が開けられなくなった
という相談について書かせて頂きましたが、これも同じWeather Shield社
のダブルハング・サッシです。

窓の周囲に飾りのケーシング枠が回っていますが、その下端にビニールの
養生シートが張られています。

実は、このケーシングの下の処から雨が漏れてきたというトラブルが発生し、
近くの業者さんに頼んで石膏ボードの壁を剥がしてもらったそうです。

恐らく原因はサッシだろうということで、サッシの下枠などをコーキングで
防水処理を施して解決したかに思えたのですが、その後また窓下の処が
濡れているということで、そのまま手付かずのままだそうです。

こういう場合、窓枠からの雨漏れを疑うのが一番だとは思いますが、
自然は思わぬ処に原因を作っていることがしばしばあります。

勿論、窓周りの防水施工が不十分であった為に雨が室内に侵入したことは
間違いありませんが、その雨水が窓からなのか、それとも窓の周囲の
外壁なのか、それとも窓の上にある屋根部分なのかは慎重に調査する
必要があると思います。

人間の思い込みというやつが一番厄介で、それで何年も問題が解決出来ず
状況を更に悪くしたなんてケースはたくさんあります。

安易な仕事で対策しても、後で費用が掛かっては元も子もありません。

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by mikami-homemade | 2017-01-28 14:52 | 外装工事

久しぶりのご相談

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大阪府のお客様から、屋根に天然スレートを使いたいという
ご相談を頂きました。

一度葺いたら100年以上の耐久性がある本物ですが、それなりの
お値段になりますから、お客様にもそれなりの覚悟と資力が必要です。

写真は、お客様から頂いた屋根のイメージですが、ストレートな
一文字葺きの天然スレートになっていて、軒先の一列だけを銅板を
用いた鈑金屋根になっています。

腰葺きと呼ばれる手の込んだ施工ですが、平屋の贅沢なおうちには
よく合いますよね。

銅板ですから緑青が吹いてすぐに青く変色すると思われがちですが、
最初は黒く変色して50年以上掛かって徐々に青くなってくるので、
それまで私たちが生きていられれば見ることが出来るという代物です。

天然スレートの屋根も鉄分が染み出してきているようで、少し赤く
変色してきている処はなかなか風情がありますねぇ。

今回、建築自体は大手住宅メーカーさんが施工して、屋根だけを
お客様が直接発注されるという形のようですが、さてさてご契約は
どうなることでしょうか。

在庫や職人の状況を確認した上で見積をしますので、少々時間が
掛かってしまいますが、どうぞお待ち下さいね。

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by mikami-homemade | 2017-01-16 11:41 | 外装工事
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RC(コンクリート)造の建物の外装と基礎との接点を写した写真ですが、
外壁に伝った雨だれが基礎にも流れて雨染みが付いています。

そのくらいだったら特に問題はありませんが、基礎と接している部分に
割れが入っているのが分かります。

実は、この建物の室内側から基礎部分を覗いてみると、雨水が入ってきた
跡が見受けられました。

通常、サイディングなどの外壁の下端には水切りと呼ばれる鈑金材が
入れられて、基礎の上端をカバーする施工が行われます。

水切りには、通気水切りというものもあり、サイディングの内側に
通気層を設けて外壁に雨が入り込んでもそこから雨が下へ抜けるように
する機能が存在します。

20年以上経っている住宅ですから、そうした材料がなかったかも
知れませんが、単なる水切り材はあったはずです。

ほんのちょっとした気遣いや工夫ですが、水切りを入れるのと入れない
のとでは大きな違いが生じます。

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by mikami-homemade | 2017-01-04 11:36 | 外装工事