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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
いい代替品が見付かりました_c0108065_11332440.jpg


蓼科のお客様の別荘で交換する分離式のサッシ蝶番(ヒンジ)が、スウェーデン
から入荷してきました。

サッシは、SP Snickerier社製の三角に開く木製サッシ。

通常は、2枚の建具(障子)がこの蝶番で合わさった状態で固定されていて、
蝶番の心棒を一旦抜いて蝶番を分離させると、建具が三角に開くという
構造になっています。

今まで取り付けられていた分離式蝶番は、心棒がプラスチックのものに
なっていて、いつ劣化して使えなくなるか心配でした。

そこで交換部品をスウェーデンのメーカーに問い合わせて、同じ部品が
ないか調べてもらいました。

既存の部品は既に廃番になっていましたが、同じくらいの大きさで
心棒が金属で出来た代替の分離式蝶番を見付けることが出来ました。

全く同じという訳ではありませんが、これなら長く使って頂けそうな
気がします。

30年くらい前に建てられたノルディスカヒュースの建物ですが、こうやって
細かくメンテナンスをしていけば、100年くらい経っても大丈夫だと
思います。

窓専用のガラスパテの打ち直し作業を含めて、夏までには施工を完了したい
と思っていますが、あとは天気次第という処です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2022-05-21 11:44 | メンテナンス
スライド部品だけの交換は出来ません_c0108065_19023788.jpg


浜松のお客様からアライド・ウィンドウ(Allied Windows)製のケースメント
サッシが破損しているので、修理部品があるかとのご相談を頂きました。

写真ではよく分かりませんが、建具の端に装着されているスライド部品が
外れてなくなっています。

この部品は、ウィンドウヒンジと呼ばれる部材の一部で、ヒンジレールの
中を左右に動いて、建具が適切に開閉するようにしてくれます。

また、これによって建具がサッシ枠から外れないようにしてくれていますから、
この部品がなくなると建具が脱落して最悪落下してしまうかも知れません。

そういう点で、窓にとっては非常に大切な部品なのですが、この部品だけを
交換することは出来ず、ウィンドウヒンジごと交換となります。

とは言っても、ウィンドウヒンジもボロボロに錆びていますし、窓を開閉する
為のオペレーターのアーム部分も相当ひどい状態です。

取り敢えず、お客様にはウィンドウヒンジの交換について見積を差し上げる
ようにしますが、部品をお渡しして素人のお客様がご自身で交換するという
ことはリスクが大き過ぎます。

ペアガラスが入った重い建具(障子)を支えながら脱着しないといけませんし、
その脱着の手順を間違えると建具自体を落下させてしまうかも知れません。

慣れた人間であれば然程難しい作業ではありませんが、窓がスムースに開く
ように調整する必要もありますから、私たちのような専門家にご依頼頂く
ことをお勧めします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2022-05-20 19:10 | メンテナンス
頭がなくなっていませんか?_c0108065_18033039.jpg


本日、お客様からの要望でスプリング式の戸当たり(ドアストッパー)の
頭に付けるゴムキャップを調達しました。

本体のスプリング(バネ)は耐久性が高く、なかなか壊れないのですが、
頭のゴムは10~15年もすると割れて機能を果たさなくなります。

素材を可塑剤というもので柔らかくしているのですが、それが少しずつ
揮発してしまい、ゴムが固くなって割れるのです。

なかなかこのゴムキャップだけ販売している処はないので、輸入住宅
ブームの際に新築した方は、探しているというお客様も多いでしょうね。

特に家中のドアの戸当たりとなると、10ヶ所以上一度に交換することに
なりますから、お客様も予備を含めてたくさん欲しいはずです。

私たち ホームメイドでは、こうした小さな消耗部品もアメリカから調達
することが可能ですから、欲しいという場合はご相談下さい。

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# by mikami-homemade | 2022-05-19 18:18 | メンテナンス

交換と防水が必要です

交換と防水が必要です_c0108065_12583323.jpeg


瀬戸のお客様から木製玄関ドアの修理・メンテナンスをしたいという
ご相談を頂きました。

ドアの下がりによるドアヒンジや鍵部品の調整・交換など、複数の不具合
に対処する必要があるのですが、今日はキックプレートについて書かせて
頂きます。

キックプレートとは、つま先がドアに当たって扉が傷むのを防ぐ為に
取付けられる金属の板(蹴込み板)。

今回、これの1枚が外れてしまっているのと、もう1枚も錆びて劣化が
進んでいるという感じです。

元々は金色のプレートではなかったかとも思いますが、どうだったかは
今の状態では不明です。

キックプレートが脱落してしまった原因は、プレートを取り付ける為の
ビス(又は釘)が雨によって錆びたか緩んだかした為だと思います。

雨が当たらない場所に玄関があればいいのですが、南や東側に面していたり、
玄関ポーチのヒサシに奥行がなく、雨が降り込んでドアを濡らすという
状況にあったのかも知れません。

こうしたプレートを装着する時は、まずは木製ドアに防水塗装を施してから
取付けるのですが、脱落した場所の下地の木を見る限り、木部塗装をして
いなかったのかも知れません。

また、こうしたプレートの上端から雨が中に入らないように、上端に防水処理
をするという対策もありますが、それもやっていなかったのだろうと思います。

単に形ばかりを追求するのもいいのですが、それによってどういう問題が
将来生じるだろうかということに、想像を働かせることが設計者や工務店の
仕事です。

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# by mikami-homemade | 2022-05-18 13:06 | メンテナンス
ボトムウェザーストリップの劣化_c0108065_19423997.jpg


千葉県のお客様から玄関ドアの下端に付いているボトムウェザーストリップ
を交換したいというご相談を頂きました。

ボトムウェザーストリップとは、ドア下の隙間を埋めて防雨・防風や家の
気密をよくする為に装着される外部ドアパーツです。

輸入住宅ブームの頃は、どのおうちの玄関にも付けられていましたが、
これを付けると玄関ポーチのタイルや敷居に接触して、ドアの開閉が重く
なるという欠点がありました。

その為、防雨・防水及び気密性については、敷居側のウェザーストリップに
その役割を任せて、ドア下には最近ボトムウェザーストリップを付けない
ようになっています。

また、ボトムウェザーストリップの種類によってはドアとの隙間に水が溜まり、
木製ドアを腐らせたり黒ずませたりすることがある為、注意が必要でした。

今回のお客様はどちらを優先させるのか私共では分かりませんが、交換する
場合はドアを一旦外したり、建て起こしを調整したりする必要があると
思います。

地元の建具屋さんが対応出来ればいいですが、輸入の重いドアに慣れていない
でしょうから、私共がお邪魔しないといけなくなるかも知れませんね。

勿論、その際は木製ドアの防水塗装も一緒に行うことになると思います。

但し、ドアの開閉が以前より重くなることは、予めご諒解下さいませ。

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# by mikami-homemade | 2022-05-16 19:49 | メンテナンス