輸入住宅の専門家による施工情報の提供
by Supervisor-homemade
東京都のお客様から、輸入のスライディングパティオドア(掃出しサッシ)に付いているロック金物の部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓はメーカー不明ですが、高級なアルミクラッド木製サッシが使われているようです。写真は、ドアを開けてドアの木口(こぐち)周辺のロック金物ですが、3ポイントロックと呼ばれる防犯性が非常に高い構造のものが使われていて、こうしたマルチロックは高級なタイプの掃出しサッシにしか使用されません。写真だけで直に現物を確認した訳ではありませんが、破損した箇所はロックケース本体であろうと思います。ただ、お客様からは、その周辺の金物類も同様に古くなってきているだろうから、ハンドルやロックシリンダーを含めて、交換出来るものは全て交換したいというご希望を頂きました。このシステムの金物は、高級サッシにしか使われておらず、交換部材となるものも限られている為、北米から調達するのも結構大変です。それでも、その多くがまだ生産されている状況のようですから、今のうちに交換部材を手に入れて、新しくすることは将来的にもいいことだと思います。ただ、ロックが壊れた原因は、ドアの建て起こしに問題があることだと思いますので、部材の交換と同時にドア調整を行うことが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
東京都のお客様から、輸入の玄関ドアに付いているステンドグラス入りのガラスが割れたので、直したいというご相談を頂きました。輸入ドアは、スタンレー(Stanley)製のスチールドア。通常、ステンドグラス入りのガラスは、ステンドグラスを中に入れてその外側と内側から強化ガラスでサンドした3重ガラスで出来ています。写真はドアを屋外側から撮ったものですが、外側の強化ガラスが割れて粉々にヒビが入った状態になっています。車の飛び石か鳥のバードストライクといったことが原因だと思いますが、屋外側のガラスが割れてもステンドグラスや室内側の強化ガラスは影響がない為、雨や外気が流入することがないですから、暮らす分には支障がありません。ただ、このまま放置しておけば、空き巣等の絶好のターゲットになりやすいというセキュリティ上のリスクもありますから、何とか早く直しておきたいものです。(泥棒や空き巣は、資産がありそうな家を探していますが、それ以外に家の不備が放置されていたり、庭等の手入れがされていなかったりしていると、防犯対策もズボラだろうと考えるようで、そういう隙のあるおうちを狙ってくるのです)スタンレーのドアを輸入している商社は国内にはないと思いますので、お客様も相談先がなく困っていらしたようですが、たまたま私の知り合いをご存知で、そこから私共をご紹介頂くことになりました。ドア用のステンドグラス入り3重ガラスは、なかなか手に入りづらい商品ではありますが、デザインを柔軟にお考え頂けるのであれば、少ないバリエーションから選択してお客様にご提案することは可能です。ただ、その前に既存のガラスがどのくらいの大きさや厚みがあるのかをちゃんと計測しないと、輸入したはいいがピッタリと取付けが出来ないなんてことにもなりかねません。ですから、まずはお客様におおよその状況をご確認頂いて、多分手に入るだろうという確信を得た段階で、私共が現場にお邪魔してガラスの実寸法を計測に伺うという段取りで修理を計画します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
愛知県のお客様から、洗面にある輸入の水栓金具から水がポタポタ落ちるので、カートリッジバルブを交換したいというご相談を頂きました。輸入建材を扱っているお店で、新築時にご自身で買ってこられて取付けをしてもらったとのこと。メーカーや品番は分からないということですが、恐らくヤスダプロモーションという会社が扱っている洗面水栓だと思うということで、交換部品が手に入るかどうか教えて欲しいというご依頼でした。確かに同じようなデザインのものが、ヤスダプロモーションから販売はされているのですが、少しだけ違う部分があるようです。写真にはハンドルレバーの白い部分に、「Cold」や「Hot」の文字が付いていますが、ヤスダの製品にはそういう文字はありません。また、本体中央に付いているポップアップのツマミが、ヤスダのものよりも小さいものになっているようです。水栓金具って、国産でも輸入でもそうなんですが、売れ筋のデザインと思われるものは、どこのメーカーでも同じようなデザインを採用して製品化されます。ですから、ぱっと見だけではどこの製品かどうかは判断出来ず、装着されているカートリッジバルブ(止水バルブ)もそれぞれのメーカー独自のものとなっていますから、適当に調達しても取付けが出来ないケースが殆どです。今回の輸入水栓も、恐らく中国や東南アジアで製造された無名メーカー品となりますので、修理を行う場合は本体ごと交換することが必修です。輸入住宅に使われている資材・設備は、見た目だけで適当に判断しちゃダメですよ。まずは、専門家に相談してみましょう。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
愛知県のお客様から、玄関ドアに取り付けられたドアハンドルが破損しているので、交換したいというご相談を頂きました。室内側のドアレバーは輸入の製品のようですが、屋外側のハンドルはもしかしたら国産のものではないかというデザインです。ただ、輸入と国産のドアノブでは、構造的に整合性がないと思いますから、どうやってそれをやりくりして取り付けたかは、現場を見ていないので全く分かりません。(お客様からは、メールで写真をお送り頂いただけです)お客様は中古で輸入住宅を買われたようで、室内側のドアレバーが新築時のオリジナルだとおっしゃっていますから、恐らくですが取付け穴の寸法は輸入のドアノブ用の標準サイズになっているようにも思います。もしそうなら、輸入のハンドルセットに交換するのは比較的簡単ですが、国産のハンドルを付けた際に何らかの加工・細工がドアに施されているとしたら、交換作業の難易度は急に高くなってしまいます。勿論、何等かの補修をするといったことも必要でしょうが、もう少し詳しい状況を把握した上で、どう修理を行うかを検討したいと思います。おうちを売られた前所有者の方も、どこに相談したらいいのか分からず、街の鍵屋さんかリフォーム屋さんに相談して、無理くり国産のものを取付けしてもらったのかも知れないですね。因みに、北米のドアノブやドアハンドルは、取付け穴の大きさやドアの木口(こぐち)から穴の中心までの距離は規格が決められているので、どんなメーカーのものでも交換・取付けが可能です。そういった点で、欧米のおうちは何十年経ってもメンテナンスをしていける社会体制が整っているとも言えます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
岐阜県のお客様から、輸入サッシのペアガラスが熱割れが原因で割れたというご連絡を頂きました。輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のデザイナーシリーズと呼ばれるサッシでペアガラスの内側に脱着式のガラスがもう1枚付いているという3重ガラスのFIX(ハメ殺し)窓です。写真を見ると、周囲のガラスを残してほぼ全体のガラスが飛び散ってなくなっている状況です。普段あまり触らない窓である為、お客様は昨今の気温差でペアガラスが熱割れを起こしたとお考えになったようですが、熱割れだとするとピシッとヒビが入ることが一般的で、ここまで大きく割れることはないように思います。私の考えとしては、外の見通しもいいことから、鳥が飛んできてガラスにぶつかったというバードストライクではないかと思います。勿論、ここまで酷くぶつかったとしたら、窓の下に鳥が気絶して落ちているか、ガラスやその周囲に鳥の羽が落ちているかしているのではないかと思います。何れにしても、直接現場を見た訳ではなく、あくまで頂いた写真だけで判断しているので、憶測でしかありません。熱割れにしてもバードストライクにしても自然現象ですから、こればかりは避けようがありません。でも、デザイナーシリーズは既に交換部材の製作をして頂けないサッシですから、同じサイズでアーキテクトシリーズのものを作ってもらうなどの対応をしたいと思います。その場合は、3重ガラスのサッシではなく、ペアガラスのものになることをご諒解頂かなければなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。