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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
こればかりは、お手上げです_c0108065_18104735.jpg


先日愛知県のお客様のおうちに伺って、アルミクラッドサッシの腐った
木製建具を交換しに伺いました。

輸入窓はサミット(Summit)製のダブルハングですが、ガラスの周囲や
アルミカバーのつなぎ目などから雨が浸入し、建具の木枠を腐らせて
しまいました。

そこで、今は亡きサミットのものではなく、旧ハード(Hurd)のシエラ
パシフィック(Sierra Pacific)の建具を古い窓枠の大きさに合う形で
製作してもらいました。

つまり、外壁に固定されているサッシ枠はそのまま残した状態で、
そこに他社の建具を入れ替えるという離れ業を実施するという手法です。

ですから、オーダー前の採寸を少しでも間違えると、建具がうまく装着
出来ないなんてことにもなりますから、緻密な作業が必要です。

で、写真は、窓の両サイドのジャムライナーを取り替えて、上窓建具を
そこに挿入した様子ですが、非常に納まりよく出来上がっていますよね。

でも、よく見るとほんの僅かですが、ペアガラスの屋外側のガラスに
ヘアークラックが入っているではありませんか。

取付け作業前に、木部の防水塗装やガラスの周囲の防水処理を社内で
行っているのですが、その時は何も気付きませんでした。

割れは、何かが当たったというものではなく、木枠で隠れた部分から
伸びてきているように見えますから、ガラスの縁に傷のようなものが
あって、何かの拍子にピッと割れが入ったか、熱割れという自然現象で
起きた可能性も考えられます。

ただ、こうした不具合は私たちが何かをぶつけたり取り扱いを乱雑にしたり
した訳ではありませんので、こればっかりは事前に避けることが全く出来ない
ものなので仕方ありませんね。

何れにしても、メーカーには交換用のペアガラスか建具を送ってもらえる
ようにお願いしましたので、その間のご不便はご容赦頂きたいと思います。

でも、何年かして割れたりしたら保証は利きませんが、取付け作業時に
発見したことは不幸中の幸いかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2024-10-08 18:26 | メンテナンス

ピボットバーが腐食した

ピボットバーが腐食した_c0108065_18121436.jpg


福岡県のお客様から、浴室に取り付けられた輸入サッシの上げ下げ窓が
うまく開けられなくなったというご相談を頂きました。

輸入窓は、シングルハング樹脂サッシですが、メーカーは不明です。

写真は、そのサッシの両サイドにあるレール溝に付いていた部品ですが、
ゼンマイのようなバネで上げ下げするコイルバランサーのようです。

実は、コイルバランサーは今の処正常に動いてくれているようですが、
バランサーの穴に差し込むピボットバーと呼ばれる建具側の部品が
錆びて欠損してしまったとのこと。

ピボットバーがコイルバランサーと連携することで、建具を吊り上げる
ことが可能となるのですが、それが欠損していると流石に窓は開けられ
ません。

今回ピボットバーを新しいものに交換することで不具合を直すことは
可能だと思いますが、コイルバランサーのバネも浴室の湯気や水分で
劣化が進んでいるはずですから、近い将来バネが破断する恐れが
あります。

そうなると、また私たちが遠く福岡まで出向いて修理することになります
から、ピボットバーと一緒にコイルバランサーの交換も実施しておく
ことが必要です。

勿論、交換すれば終わりではなく、お風呂を使った後は窓を開けたり
換気扇を回したりして換気をして頂き、窓周りの水気は雑巾等で
拭き取って頂くようにして頂きたいと思います。

あと、ペアガラスの周囲から水が枠内に浸入しないように、防水処理を
することも忘れないで頂きたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2024-10-07 18:21 | メンテナンス

えらい大変でした

えらい大変でした_c0108065_19125516.jpg


愛知県のお客様から、輸入キッチン水栓が水漏れするので修理して欲しい
というご相談を頂きました。

水栓金具は、ヤスダプロモーション製でクラシックなゴールドの本体に
2つの白いレバーハンドルが付いたタイプです。

施工から12年が経っているということでしたが、曇りもなく非常にきれいな
状態を維持しています。

今回お客様から交換用の止水バルブを支給して頂き、それを交換するという
内容でしたが、近くの水道屋さんは輸入ものだと何かあったら責任問題に
なるからということで、どこからも修理を断られてしまったそうです。

私たちは、インチのスパナやレンチ等の工具も持っていますし、万一
何かあった時に対処が出来るように常に材料や道具を持っています。

ですから、それ程大変な工事になるとは思っていなかったので、
まずは通常の工具をキッチンに持っていきました。

でも、水側のカートリッジバルブ(止水バルブ)がどうしても取れません。

キャビネット下に潜って工具で配管関係を掴んでいるのですが、
カウンターの上でバルブをレンチで回しても一向に配管からバルブが
外れてくれません。

変なことをやれば、フレキの配管を傷めてしまったり、取付けてある固定
ナットを舐めてしまったりしますから、狭くて力が入りづらいキャビネット
の中で悪戦苦闘となりました。

ただ、最後に上でレンチを回しても水道配管が一緒に回っていかない方法を
思い付き、それを実行した処見事に古いバルブを取り外すことが出来ました。

新しいバルブを装着して、レバーの台座やハンドルを基に戻して水と
お湯が出るかをチェックしたら、無事に水漏れ修理が完了しました。

文字にすると簡単そうですが、普通の業者さんはやりたがらない
でしょうね。

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# by mikami-homemade | 2024-10-06 19:27 | メンテナンス
少し黒くなっていますが・・・_c0108065_11413380.jpg


東京都のお客様から輸入サッシの網戸を固定する為の部品が欲しいという
ご相談を頂きました。

輸入サッシ自体は、メーカーも何も分からないのですが、網戸を固定する
パーツは特定することが出来ました。

写真は、そのサッシに付いていた網戸固定用の部品ですが、通称バタフライ・
クリップと言って、蝶が羽根を広げたような形をしています。

長年屋外の汚れに曝されている為か少々黒くなっていますが、元々は透明な
プラスチックで出来ています。

バタフライ・クリップは、種類が豊富で様々な大きさ・形のものが存在
していますから、それを特定しないとちゃんと取付けは出来ません。

まだ、こちらの部品は破損がないようですが、太陽の紫外線や熱によって
割れたり欠けたりしてきます。

当然破損すれば、網戸が外れたりしてきて虫などが入るようにもなりますから、
壊れる前に予備を含めて多めに調達しておくといいかも知れません。

私たち ホームメイドは、輸入住宅のこうした小さな部品も含めて調達・
メンテナンスをしていますから、お困りの際はご相談をお願いします。

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# by mikami-homemade | 2024-10-04 11:52 | メンテナンス
ハメ殺しドアの挿入は至難の業_c0108065_15512278.jpg


岐阜県のお客様の輸入住宅で、スライディング・パティオドア
(掃出しサッシ)の復旧作業を行いました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。

写真は、下枠が腐ったハメ殺し(FIX)ドアを外して、防雨・防犯の為に
耐水合板で養生をした様子です。

ドアを外す時も少し引っ掛かる感じがあったのですが、ドアの下枠が腐って
いたのでその分隙間が多く、思っていたより作業は難しくありませんでした。

ただ、ドアの木枠を修理した後、それをサッシ上枠のトップレールとボトム
シルとの間に挿入するのは至難の業でした。

ハメ殺しドアの挿入は至難の業_c0108065_15585353.jpg


ドアの上下に隙間があれば、そこから雨や風が入り込んでしまいますから、
基本全く隙間がない状態の処にドアを入れなければなりません。

また、サッシの上枠には建物の重量が圧し掛かってきていますから、
サッシ上枠のセンター部分が弓なりに下がってきています。

隙間がないばかりか更に中央部は低くなっているので、普通ならドアを
入れることは不可能です。(ドアの外装にはアルミが張ってある為、削って
ドアを小さくすることも出来ません)

でも、写真を見ると、サッシ枠にきれいにハメ殺しドアが納まっているでしょ。

こうした突発的な問題にも対処が出来るように、常にメンテナンスカーには
特殊な道具や材料がいろいろ積み込まれています。

勿論、マーヴィンのドアがどのように作られているのかといったことや自然の
摂理を理解していないと、こうした仕事は出来ないと思います。

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# by mikami-homemade | 2024-10-03 15:59 | メンテナンス