
三重県のお客様の輸入住宅で、様々なメンテナンスについてご相談頂いております。
そのうちの一つが、輸入ダブルハングサッシのバランサー交換。
バランサーは古くなると、窓の開け閉めが固くなったり、窓を開けても
すぐに下がってきたりしますから、15年程度で交換が必要です。
輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のインテグリティ(Integrity)というシリーズ
のファイバークラッド木製上げ下げ窓。
写真は、その窓の側枠(サイドジャム)部分に入っているバランサーです。
上窓用と下窓用の2種類のバランサーが内蔵されていますが、当然長さも
それぞれ違います。
バランサー表面の色は、内側の下窓用がベージュで、外側の上窓用が亜鉛メッキ
された色になっていますが、現在入手出来るものは全て亜鉛メッキのタイプに
なっています。
どんな輸入の上げ下げ窓でも、必ずバランサーは装着されていますが、同じ
マーヴィンのダブルハングでも古いアルミクラッドのマーヴィンと比較的
新しいマーヴィンのものではバランサーの形状は近いですが違います。
また、今回のインテグリティのバランサーも、上記2種類のアルミクラッド
サッシのバランサーとも異なっています。
ですから、バランサーを調達する際は、どのメーカーのどのシリーズの
ものか、製造時期はいつかをはっきりさせないとトンチンカンな部材を
注文してしまうことにもなりかねません。
また、バランサーには長さやバネ強度、製品等を表す刻印が付いています。
サッシの大きさや重さ、上窓か下窓かによってこの刻印も変わってきますから、
交換部材を調達する際は、必ずチェックすることが必要です。
メーカーも何も分からないという場合は、私共のような専門家に依頼して
詳細をチェックしてもらってから、注文手配をして下さい。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。