冬至?クリスマス?
2012年 12月 21日
年の瀬がせまっても、新年を迎えるためのモチすら買うことのできない状況だった。
そこでおじいさんは、自家製の笠を売りに町へ出かけるが、笠はひとつも売れなかった。
吹雪いてくる気配がしてきたため、おじいさんは笠を売ることをあきらめ帰路につく。
吹雪の中、おじいさんは7体の地蔵を見かけると、売れ残りの笠を地蔵に差し上げることにした。
しかし、手持ちの笠は自らが使用しているものを含めても1つ足りない。
そこでおじいさんは、最後の地蔵には手持ちの手ぬぐいを被せ、何も持たずに帰宅した。
おじいさんからわけを聞いたおばあさんは、
「それはよいことをした」と言い、モチが手に入らなかったことを責めなかった。
その夜、老夫婦が寝ていると、家の外で何か重たい物が落ちたような音がする、
そこで扉を開けて外の様子を伺うと、
家の前に米俵やモチ・野菜・魚などの様々な食料・小判などの財宝が山と積まれていた。
老夫婦は雪の降る中、
手ぬぐいをかぶった1体の地蔵と笠をかぶった6体の地蔵が背を向けて去っていく様子を目撃した。
この地蔵からの贈り物のおかげで、老夫婦は良い新年を迎えることができたという。
笠地蔵 ウィキペディアより
昔は年を越すことは
寒かったり食料がなかったりと死ぬか生きるかの大変なことでした。
冬至が終わり陽が長くなっていく初春をいわう為のものが正月でありクリスマスです。
キリストの誕生日ではなく門松でありドイツトウヒやモミの木です。
洋の東西を問わない相通じるものがありますね。