木部が腐っても諦めないで!
2016年 04月 13日

不具合のあるペラ(Pella)社製ケースメント・サッシのメンテナンス
をしに、名古屋市緑区のお客様の輸入住宅に伺ってきました。
この写真は、悪くなったサッシの建具を取り外した処ですが、
金具が取り付けてある下端の木部がこのように劣化していました。
金物の取付けビスも完全に脱落し、全く開け閉め出来ない状態でした。
こうなると、お客様で何とかすることは不可能です。でも、建てた
工務店さんは、輸入住宅の事業から撤退したという理由で対応して
くれなかったそうです。
困ったお客様はNETで検索して私たちを見付け、ご相談を頂きました。
それから数ヶ月。アメリカのペラ・ウィンドウの工場で全く同じ
サイズの建具を造ってもらい、ようやく取付けまで漕ぎ着けました。

勿論、昔のままというだけであれば、また雨や結露によって劣化を
起こすリスクが生じますが、ガラスや外装アルミの周囲に防水の
コーキングを予め施工し、木部には高品質防水塗料のティンバーケアを
二度塗りしてあります。
私たちがこうしたケアをした上で取付けするのは、輸入サッシを長持ち
させたいという願いがあるからです。
さあ、どうでしょう、既存のサッシ枠に見事に取り付けられた新しい
ペラの建具は。
窓の開閉調整も行って、前よりスムースに可動するようになり、
悩んでいたお客様の気持ちも晴れやかになったと思います。
時間や手間は掛かりますが、直したいという強い意志さえあれば、
必ず元通りの美しい輸入住宅に修復出来ます。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
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