結露で錆びたペアガラスの内部
2016年 05月 13日

これから夏に向けてどんどん暑くなっていきますが、湿気も多く
なっていくのが日本ですね。
暑くなればエアコンやクーラーを使うでしょうし、梅雨の蒸し暑さの
中では除湿なども行いますね。
ただ、気密が図られたペアガラスの内部に、何かの原因で雨や湿気が
入ってしまうと、その水分はペアガラスの内部に滞留して外に抜ける
ことはありません。
温度が高い時には湿気という気体になり、低い時には水分という液体に
なることを繰り返します。
夏場は外気温が40度近くになり、室内は28度程度をキープしますから、
温度差が10度以上になることもしばしばです。
そんな時、湿気のあるペアガラスの内部では、室内側のガラスに
結露が起こってしまいます。
それは、外気温で気化した水分が、冷たい室内温に接するガラスに
触れることで水に戻るという自然の摂理によるものです。
こうしたことを繰り返すと、ペアガラス内の周囲にある金属スペーサーは
徐々に錆を生じます。
写真はその状態が進んだ様子ですが、錆が酷くなると固定されたガラス
がグラグラしてきますので、防犯上も気密上も防水上も問題となります。
こうなったら、早めにペアガラスを交換することで安心・安全な状態に
して下さいね。
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