リビングの吹き抜け
2016年 07月 17日

敷地の狭い日本ですから、少しでも開放的な居住空間とすべく、
2階の床をなくして吹き抜けにするのは、よくある手法です。
ただ、デザイナーや建築家の多くは、玄関ホールなどの然程
広くないスペースを吹き抜けにすることはありますが、
リビングのような大きな部屋を吹き抜けにすることには、
躊躇するのかも知れません。
リビング全体を吹き抜けにするということは、それだけ2階の
スペースが少なくなるということですから、2階の部屋が
取りづらくなるのです。
先程も述べたように、狭い敷地に家を建てるということは、
建ぺい率や容積率から考えても出来るだけ目いっぱいスペースを
活用したいと思うのは人情です。
でも、そうした考えが、プランを画一化したものにして、
どこにでもありそうな間取りになってしまう原因だとも思います。
限られた敷地に如何に広々と感じさせる空間が作れるか、それが
建築デザイナーの腕の見せ所ではないでしょうか。
因みに、写真の吹き抜けは、半田市で建てさせて頂いたレンガ積み
輸入住宅 K邸のリビングです。
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