窓のロック・レバーの破損
2016年 08月 16日

破損したので、部品が欲しいという相談を頂きました。
写真のように、台座部分から鋳物のレバーが脱落しています。
このロックが使われているのは、ケースメントと呼ばれる横に開く
窓なんですが、恐らく建具(障子)の位置がずれてしまったのが
原因でしょう。
建具自体の重さで開く側(吊元と反対側)が下がってしまったり、
窓を開けていた時に建具が強風に煽られて歪んでしまったりすると
窓枠内に建具がきれいに入らなくなります。
そうすると、ロックする為のラッチとストライク(ロック受け)が、
うまく噛み合わなくなってしまい、鍵をするのが固くなります。
それを無理にロックしようと、レバーを強い力で回すことで
レバーの根元に余計な力が掛かって折れるといった状況になったと
考えられます。
こういう場合、ロック部品を交換すれば、ロック出来る状況になる
という訳ではありません。
皆さんもお分かりのように、サッシ自体の建て起こしを調整して
ロックが軽く掛かるようにしてあげることが大切です。
もしかしたら、窓を開閉する為のオペレーターや窓ヒンジといった
部品の交換が必要なのかも知れません。
何故破損したのかを注意深く考えて、それを解決した上で
破損箇所を修理すれば元通りになりますから、我々のようなプロに
チェックしてもらうことは非常に大切です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。