ワイヤーが外れたビルトイン・ガレージドアのドラム
2017年 02月 03日
滋賀県にお住まいのお客様から、オーバースライダー式のガレージドア
のトーションスプリングが切れたので、修理が可能かとの相談を頂きました。
このガレージドアは、電動モーターのオープナーが取り付けられておらず、
ドアを手動で開閉させるものでした。
国内で施工されるビルトイン・ガレージの殆どは、電動で開閉されるタイプ
でしょうから、珍しいですよね。
今回、トーションスプリングという大きなバネが破断していますから、
そのドアの大きさや重さに合った新しいバネを取り付ける訳ですが、
バネだけが古くなって経年劣化を起しているのではありません。
ご覧の通り、バネが反動する力を重いドアに伝えるドラム・ワイヤーも
外れています。
20年近く経っているということですから、金属のワイヤー・ケーブルが
伸びてしまっていることは間違いないですね。
また、ドアの左右のバランスや金物の緩みなど複合的な要素によって、
トーションスプリングに掛かる負荷が大きくなり、劣化を助長した
のかも知れません。
それにしても、バネが切れた時はドアが一気に落ちてきますから、
下に人などがいなくてよかったですよね。
因みに、電動オープナーが付いていると、機械自体がストッパーの役目を
果たします。
ですから、絶対ではありませんが、ある程度事故を防ぐことが可能です。
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by mikami-homemade
| 2017-02-03 10:47
| 輸入設備