まだ使えるのに、もったいないね
2017年 02月 16日
今、会社の向かいに建つ軽量鉄骨造のアパートの解体が行われています。
2000年に会社をここで立ち上げたのですが、その時には既に建って
いましたから、アパートは築20年くらいかも知れません。
次は、どんなふうになるか分かりませんが、戸数の多いマンションに
なるのかも知れませんね。
で、この写真は、その解体風景を写したものなんですが、フレームの
鉄骨や屋根の垂木や野地板が見えています。
解体する前のアパートの屋根は、塗装の塗り直しが悪かった為、随分
塗装が剥げた様子だったのですが、この写真を見る限りでは構造内部に
不具合は全く見受けられません。
普通、屋根裏などは室内の湿気が上がって、結露によるカビや染みが
野地板に発生したり、鉄骨が錆びたりしているものなんですが、
棟に設置された棟換気材が功を奏していた為か、損傷がない状況です。
アパートの為か断熱材が天井等にあまり施工されていなかったのも、
湿気や水分が滞留しなかった理由かも知れません。
アパート経営は事業ですから、借り手が減ってくれば新しい建物にして、
付加価値を上げて再度貸し出すというのは鉄則でしょうが、まだ
リノベーションさえすれば十分に使えるものを壊してしまうという
日本の在り方は、どうもよくない気がします。
欧米では100年近く使い続けるのが一般的ですから、そういう時代に
日本もしていかなければいけません。
ただ、寿命を延ばす要因として家のデザインをよくしていかなければ、
社会や時代に残していきたいと思ってもらえませんね。
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by mikami-homemade
| 2017-02-16 13:26
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