着色出来るか、テストです
2017年 05月 03日
アルミクラッドの輸入サッシや木製玄関ドアといった屋外用の
木部を防水塗装するのに使われるパラペイントのティンバーケア。
国産のものは耐久性や防水性、耐紫外線性という点で、この
ティンバーケアを超えるような塗料は存在しませんが、色は白か
少し黄色みがかったナチュラル・クリア色しかありません。
最近、日本の住宅トレンドは、ナチュラル色からダークブラウン
へと変化してきていますから、いくら高性能なティンバーケアでも
使えるシーンが限られてしまいます。
そこで今回ナチュラル・クリア色のティンバーケアに着色された
水性塗料を混在させて塗装したらどうなるかをテストしてみました。
テストパターンは、写真のように4通りです。
一番右は、いつも行うようにティンバーケアを2回塗ったパターン。
黄色味がかった感じがよく出ています。
右から2番目は、着色された水性塗料を2回塗ったパターン。
着色の程度が一番濃いので、ダークブラウンの感じが一番よく
出ている気がします。
右から3番目は、最初にティンバーケアを塗った後に、着色された
水性塗料を塗りました。木部を保護するティンバーケアが木に直接
塗られていますから、性能面ではまずまずかも知れません。
ただ、木にある程度染み込むことで着色されるはずですから、
ティンバーケアの上に着色塗料を塗っても茶色は薄い感じです。
最後の一番左は、最初に着色された水性塗料を塗った後に、
ティンバーケアを塗りました。着色塗料が木に染み込む為
色は濃くなります。
ただ、ティンバーケアがどの程度木部を防水・保護するのかは
露天に曝して観察する必要があります。
このテスト・ピースを屋根のない会社の外に置いて、暫く雨風に
曝してみます。さてさて、どんな結果になるか楽しみですね。
但し、パラペイントは、他の着色塗料と併用して使うことは
推奨している訳でもありませんし、保証をしてもくれません。
あくまで私たちが木部用塗装の実験をしているに過ぎませんから、
その点はご注意下さいね。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
by mikami-homemade
| 2017-05-03 15:06
| 塗装工事