ようやく原因らしきものが分かりました
2017年 06月 08日
先日より外装リフォームの現場でトイレのタイル床が湿気って
いるというトラブルの記事を書かせて頂いておりますが、
ようやくその原因と思われるところが判明しました。
写真がその箇所ですが、タイルの周囲に防水コーキングが入れて
あります。ただ、これが施工されたのは新築時と思われますから、
既に30年近くが経っているかも知れません。
実は、RC造(コンクリート造)の建物については、周囲の足場等を
固定する為に所々アンカーと呼ばれる引っ張り金物が打ち込まれます。
そして、足場等を外す際に、そこだけタイルが張っていない状況
ですから、足場屋さんがそこにタイルをコーキングで張っていく
ということがよくあります。
こういう場合、タイルが少しずれていたり、傾いていたりしますから、
結構分かりやすいのですが、ここだけはタイルがきれいに張って
あったので、気が付きませんでした。
でも、よ~く見返してみると、床が湿気っているトイレの真上に
このような箇所を発見しました。
地面からの湿気が床にまで上がってきているのかとも考えましたが、
床下に乾いた感じがあったのでどうしても合点がいきませんでした。
でも、ここなら2階や3階の室内には雨漏れがしていないことも
理屈に合いますし、トイレの隣の外部収納スペースにも雨漏れが
ない状況も理解出来ます。
このタイルを一旦撤去して、そこにある割れや穴を目地材でしっかり
埋めた上で、防水処理を施せば恐らく問題は解決するはずです。
ずっとしっくりこなかったことが、一度にスッと肚に落ちました。
問題をいい加減にせずに、原因究明まで粘り強く取り組めば、
必ず道は開かれるといういい例かも知れません。
どうぞ皆さんも家に問題があれば、放置せずに早めに原因を突き止め、
しっかり対処するように心掛けて下さいね。
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by mikami-homemade
| 2017-06-08 14:35
| 外装工事