Hurdのバランサーは、ジャムごと交換
2017年 06月 22日

17年前に施工されたハード(Hurd)社のダブルハング・サッシ。
20年近く経つと、木製サッシは色も濃くなって、味が出ていますねぇ。
今回は、静岡県のお客様からの相談で、窓を持ち上げているバランサー
が不具合を起したり、バランサーが内蔵されている両サイドの樹脂製
ジャムライナー(建具がスライドする為のレール)が割れてしまったり
するので、交換部品が欲しいということでした。
写真の白っぽい部分がそのジャムライナーですが、よ~く見ると
バランサーのバネが内蔵されているのが見えるのですが、写真が
小さすぎてよく分かりませんね。
今回、ハード(現シエラパシッフィック)社に対しジャムライナーと
バランサーの単体とを供給してもらえないか依頼したのですが、
ジャムライナーとバランサーは一体で供給している為、バランサー
だけでは販売出来ないと言われました。
確かにジャムライナーとバランサーは一体で供給されるのが普通ですが、
外して分解も出来ますから、バランサーのみの供給をして頂いても
OKのように思うのですが、そういう訳にはいかないみたいです。
まあ、17年も経てば太陽光で樹脂も劣化してきているでしょうから、
ジャムライナーごとバランサーを交換してもいいように思いますが、
もう少し柔軟に対応してくれるとよりユーザー・フレンドリーな
気がします。
今回ご相談頂いた方は、ジャムライナーの交換などをしたことが
おありのようですが、こうした部品を交換したことがない人にとっては
結構厄介な作業ですから、慣れがいるかも知れません。
でも、こうやってお客様でも交換にチャレンジ出来る部材で輸入サッシ
は作られていますから、是非DIYで交換をして欲しいものです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。