気密パッキンの劣化
2017年 07月 28日
もうすぐ新築から20年近くなるお客様の輸入住宅ですが、ハード
(Hurd)の輸入サッシのメンテナンスで相談を頂きました。
1つはケースメントのサッシを開閉するクランクハンドルをクルクル
回しても、途中までは建具(障子)がちゃんと動いてくれるのですが、
あるところで空回りして窓を閉め切ることが出来ないというもの。
こちらについては、ハンドルの根本にあるアーム・オペレーターと
呼ばれる開閉金物が劣化して破損しているかも知れません。
恐らくこちらの窓には、汎用品の金物が付いているでしょうから、
他社のサッシ同様然程問題なく交換が出来ると思います。
次に相談頂いた問題は、同じくハードの掃出しサッシ。
この写真は、スライディング・パティオドアの敷居部分を撮影した
ものですが、ゴムで出来たパッキン材(ウェザーストリップ)が
引きちぎれてきています。
こうした気密材は、ドアの隙間から雨水や風が侵入するのを抑制
する働きがありますし、外からの空気の侵入や室内側の空気の流出を
抑えて断熱・気密性をアップさせる役割を持っています。
ゴムやプラスチックで出来たこうしたウェザーストリップは、10年も
すればボロボロになってきます。
気密材は消耗品ですから、しっかりとした機能を維持する為には
定期的に交換するようにして下さいね。
放っておけば、雨水が室内に侵入したり、エアコンなどの光熱費が
高くなってくることもありますから、ご注意下さい。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。