切らなくてもよかったんですが・・・
2017年 08月 06日
大阪のとある輸入住宅にお住まいの方からローウェン(Loewen)社の
ケースメント・サッシについて修理の問い合わせを頂きました。
木目が美しくダグラスファーで出来たアルミクラッド・サッシですが、
開閉の為の金物が壊れてしまったそうです。
窓が閉まらなくなったということで、緊急対処の為にお近くの工務店さん
にお願いしてサッシの木部を部分的にカットしたようです。
それは、オペレーター部品のビスを露出させようと木製カバーの一部が
切り取られたというものですが、このカバーは順序よくパーツを外して
いけば壊さなくても取り外しが可能なものなのです。
切り取った際にカバーが欠損したのか、このカバーと建具との間にも
大きな隙間が空いています。
普通はこの木製カバーが大きく張り出していて、建具が閉まった時に
カバーがそこに接するように作られています。
何れにしても、壊れたオペレーター部品とそれに連動する金物や
木製カバーを交換するよう部品を調達する以外ありません。
今回は、サッシの木部が腐ったというトラブルではありませんから、
部品を適切に調達して正しく施工すれば元に戻ると思います。
勿論、その際には屋外用の木部防水塗料を塗ることも忘れてはいけません。
緊急事態だから仕方ありませんが、私たちに早めに相談して頂ければ
修理の手間や費用も少なく済んだかも知れませんね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
by mikami-homemade
| 2017-08-06 14:50
| メンテナンス