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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

糸を交換すればOKというものではありません

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輸入のシングルハング・サッシ(下窓が可動する上げ下げ窓)に
取り付けられているチャネル・バランサー。

これが正常に動かないと、窓を開閉することが出来ません。

多くの場合、不具合の原因は建具を持ち上げている糸が切れて
しまうというものですが、お問い合わせを頂くお客様の中には、
糸だけを交換したいという要望の方もいらっしゃいます。

確かに不具合のあるバランサーを見てみると、糸が切れている以外
特に不具合がないように見えますから、そう考えるのは道理かも
知れません。

でも、糸がつながれていたバネも長年の使用で引っ張り強度が
落ちてきていますし、糸を巻き上げる小さな滑車も動きが悪くなって
いる場合が多いのです。

こういう時、糸を換えたからといってまた10年使い続けられるという
訳にはいきません。

また、左右のバランサーが、正しい糸の長さで作られていなければ
なりませんから、適当に糸を付けてしまうと窓の左右バランスが
崩れてしまいます。

勿論、DIYでメンテナンスをすることはいいことですが、部材が
どんな意図で作られているか、どう修理するのが道理に合っているか
をお考え頂きたいと思います。

どんなバランサーでも、基本は左右同時にパーツごと10年くらいで
交換するというものです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
by mikami-homemade | 2017-08-15 18:23 | メンテナンス