ガレージドアを加工してはダメ!
2017年 10月 05日
幅2.2m、高さ1.7mの開口しかない地下式のビルトイン・ガレージ。
通常のガレージドアは、幅2.4m、高さ2.1m又は2.4mという
大きさだから、こちらの開口寸法は相当小さいことはお分かりですね。
まず、こういうガレージを作ることは、そうそうないことだと
思いますが、もし作るとしたらこの開口に合わせて特注するしか
ありません。
でも、こちらに設置されたガレージドアは、特注でオーダーした
ものではないらしく、既製品のドアを開口寸法に合わせてカット
されているようです。
木製のガレージドアは、いくつものパネルを組み合わせて1枚の
ドアを形成します。それを4~6段積み重ねることで、大きな
ガレージドアにしています。
ですから、幅や高さを短くカットするということは、組付けた
接合部分を切断することに他なりません。
勿論、そんなことをすれば、組み合わせたパネルの強度が落ちて
しまい、長年の使用には耐えられなくなります。
こちらのガレージドアは、15年近くお使いのようですが、
ご覧のように金物を接合部に取り付けてパネルの脱落を辛うじて
防いでいます。
こんな状態では、いずれドアパネルが崩壊して、大きく壊れる
ことになるでしょう。そうなったら、下にいる人や車にも
危険が及んでしまいます。
施工したビルダーに問題はありますが、こうなったら一刻も早く
この開口寸法に適合したガレージドアを製作した上で交換すべき
だと思います。
尚、ドアだけでなく、レール類も規定の取付けをされていませんから、
電動オープナーにも大きな負担が掛かってしまい、その寿命を縮めて
いることは間違いありません。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
by mikami-homemade
| 2017-10-05 09:58
| 輸入設備