ローウェンのバランサー・ブリック
2017年 11月 03日
写真を見て、何かよく分からない部品とお思いの方も多いと思います。
これは、ローウェン(Loewen)社のダブルハング・サッシに装着
されているバランサーを一定の場所に固定させておく為の部品です。
この上に建具(障子)に取り付けられたピボット・バーが載ることで、
建具の重量をバランサーが支えるという仕組みです。
ですから、このパーツが外れてしまうと、バランサーが機能しなく
なりますから、窓の上げ下げが出来なくなります。
こういう場合、この部品さえ交換すればバランサーが直せるか
と言えば必ずしもそうではありません。
この部品が壊れるくらい年数が経っていると、バランサー自体も
劣化が進んでいますから、安全の為にバランサー全体を交換すべき
だと思います。
また、20年近く何もしていないサッシであれば、メーカーは
バランサーを内蔵している両サイドの樹脂製サッシ枠(ジャムライナーと
呼ばれます)も同時に交換することを推奨しています。
それは、ジャムライナーが建具を挟み込む力が弱くなってきている
ことと、バランサーを交換する際に劣化した樹脂が割れる可能性が
あるという理由からです。
慣れていれば交換は比較的簡単ですが、やったことがない場合は
専門家に相談した方がいいですよ。壊したら、大変ですもんね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。