バランサーだけかと思いきや、ここも注意!
2017年 12月 03日
昨日、ミルガード(Milgard)社製シングルハング・サッシの
チャネル・バランサーが壊れたということで、豊明市のお客様の処へ
交換に伺ってきました。
不具合のある窓の数は、それ程多くはなかったのですが、2時間
近く交換作業に時間が掛かってしまいました。
それは単純に両側のバランサーだけが悪かったということでは
なかったからです。
可動する下側の建具(障子)ですが、ロック金物が載っている
上枠の樹脂フレームが割れてきていました。
大きく割れが入っていたので、このままバランサーを交換する
だけだと割れがどんどん大きくなってきそうでしたので、建具を
外した今なら接着剤で付けることをお勧めしました。
樹脂との相性が悪かったのか、なかなかうまく付かなかったのですが、
何とか接着してバランサーを交換した後、建具を元の位置に戻しました。
でも、何かバランサーがしっくりこないのです。
再度建具を外してよくよく見ると、建具の両サイドに付いている
トップ・サッシュ・ガイドと呼ばれるプラスチック部品が破損して
割れているではないですか。
この部品は、バランサーの先が丁度当たってくる場所のパーツで、
これがちゃんとしていないと、バランサーが建具内にうまく納まって
くれません。
多分、このパーツが割れていたせいで、建具の上枠に下からバランサー
の力が加わって、上枠が割れてきてしまったのかも知れません。
ですから、チャネル・バランサーの糸やバネが切れた時は、可動する
建具に付いているトップ・サッシュ・ガイドも一緒に点検チェック
して調達した方がよさそうです。
<関連記事>: ミルガード シングルハング窓用バランサー
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