こんなことも、たまにあります
2017年 12月 28日

木部が腐食したり、ペアガラスが曇ったりした為に木製建具(障子)を
輸入サッシ・メーカーに作り直してもらうことはよくあります。
マーヴィン(Marvin)社のこの建具も、そうした原因で新たに作って
もらった入荷品なんですが、ご覧のように木部の一部が欠損しています。
梱包用の段ボールには特にダメージは見受けられませんでしたし、
一緒に入荷した他の建具にも異常はありませんでした。
ですから、船便での輸送途中で破損したということではないように思います。
こういう場合、メーカーで製作している時に、縦枠と横枠を組み付ける
作業中に引っ掛かって破損したか、出荷前に何かにぶつけて破損したか
ではないでしょうか。
普通日本だったら、出荷前に検査して正品だけを出荷するのでしょうが、
アメリカの作業員はあまりそういうことに気遣いがありません。
ですから、お客様から注文を頂く際には、欠品や異品、破損のリスクを
ちゃんとお伝えした上で、万一そういうことがあった場合は、その分
納期が遅くなるということをご理解頂く必要があります。
勿論、再手配に係る費用をお客様から頂くことはありませんが、
お待ち頂くことをご容赦頂きたいと思います。
ちゃんとしていれば、ものはいいものですしデザインも素敵ですが、
人がやることについては、日本人の常識と世界の常識とは少々違うかも
知れないということを忘れないで下さいね。
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して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

by mikami-homemade
| 2017-12-28 13:38
| 輸入住宅