ペアガラスの内部結露でこうなります
2018年 03月 16日

北米の樹脂サッシ インシュレート(Insulate)社製のハメ殺し窓。
FIXサッシとも呼ばれますが、写真のようにペアガラスの内部が
崩壊しています。
中に入っている気密材のスペーサーが、バラバラになっていますし、
錆び付いた粉のようなものもたくさん出ています。
シングルハングやケースメントのような開閉可能なサッシもガラスの
内部結露を起しますが、ハメ殺しのサッシも同様の不具合を起します。
窓枠や建具が樹脂で出来ているサッシは結露に強いと言われていますが、
それは室内の湿気が窓によって冷やされる結露が発生しても、木製枠
ではないから腐らないというだけのこと。
雨などの水分が、樹脂枠とペアガラスとが接する部分から入り込んで
しまった場合は、中で水分や湿気が滞留してしまい、反ってペアガラス
のスペーサーを劣化させる原因にもなります。
写真のようになってしまうと、ガラス自体が少しガタついてきている
かも知れません。そのうち窓から脱落するでしょうから、ペアガラスを
交換すべきです。
今回ご相談を頂いた輸入住宅では、こうしたサッシがいくつかある
ようですから、不具合調査を含めて時間と費用が掛かると思います。
尚、この現象は国産・輸入を問わずペアガラス・サッシに発生します。
輸入住宅じゃないから大丈夫なんて、気を緩めないで下さいね。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。