下から見ても分からない
2018年 04月 19日

先日、屋根材の塗装が剥げていると記事で紹介したコンクリート製
スレート瓦です。
その屋根の北側に下がっている軒先の部分を撮影してみました。
一番端の鈑金材と塗装が剥げているのが分かりますが、その奥の
スレート瓦が薄く緑がかっているのが見えますでしょうか。
そう、これは短い苔が薄っすら生えている状態です。地上からは
こんな処は見えませんから、貴重な写真かも知れません。
スレート瓦には表面に細かなデコボコがある為、塗装が剥げてくると
デコボコした部分に水が溜まり、中身のコンクリートに水が染みます。
冬場太陽光が直接当たらない北側の屋根で、しかも雨水が下に落ちて
くる一番先の軒の部分となると、こうしたことが起こるのです。
剥がれかけた古い塗膜と共に、苔や藻の類もしっかり洗浄して
取り除いた上で、下塗りのシーラー塗装や上塗りの防水塗装を
することが重要です。
こうした写真を見ると、10年毎の屋根の塗り直しが如何に大切か
ということが分かりますね。
勿論、塗り替えの必要がない天然スレート(粘板岩)の屋根材や
輸入のアスファルトシングル葺きであれば、メンテナンスの頻度は
比較的少なくなると思います。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。