ドア下の床が腐ってきた
2018年 05月 30日
先日、輸入サッシのメンテナンスについて現地調査を行った際に、
お客様からこんな相談を頂いた。
それは、2階のベランダに出る為の輸入ドアで、ドア下の両サイドの
フローリングが黒く変色している状態でした。
お客様はドアやドア枠から雨漏れしているのではないかと考えて
いたようですが、黒ずんだ部分の上にある入隅の壁(室内)部分には
縦方向に一本割れが入っています。
長年の経験から、こういう状況の時はドア周辺ではなく、ドアの上に
ある外壁や屋根からの雨漏れではないかと直感しました。
そして、ドアの外に出て撮った写真がこちらです。
ドア上のコーナー部分に大きなクラックが入っています。また、
パネル・サイディングのつなぎ目にも横方向に割れが見られます。
こういう状況の時には、単純に割れの上から塗装をしたり、コーキング
を打ったりするだけでは、またすぐに割れる危険性があります。
出来れば下地にある防水シートや防水テープの施工不良を修整し、
割れる危険性がある部分の外壁には割れのリスクを減らす下地処理を
した上で復旧すべきと考えます。
そろそろ雨が多くなる梅雨時です。皆さんのおうちでも窓やドアの
近辺に雨漏れがないか、チェックしてもいいかも知れませんね。
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