塗装が剥げた玄関コラム
2018年 07月 11日

輸入住宅の玄関ポーチに立てられた飾り柱のフルーティッド・
コラム(柱の周囲にリブが彫られたタイプの円柱)
ギリシャ・ローマ時代のデザインは、いつの時代も美しさの
原点ですよね。
でも、5年前に塗り直しされた柱が、こんな感じになってしまった
ので、何とかしたいという相談を頂きました。
通常のコラムは、強度を出す為に芯に塩化ビニールの太い管を
入れて作った硬質ウレタン製のものなんですが、こちらは珍しく
木製のもののようです。
ただ、塗り直しに使った塗料は、どうやら油性の塗料だったようで、
木の呼吸作用を全く無視していました。
だから、木が呼吸をしようとして表面の塗膜を押し破ろうとして、
蛇のうろこのように塗装が剥がれてきてしまったのです。
日本の塗装業者の知識や技術は、何と低いのでしょうか。
こういう場合は、表面の塗装を一旦除去しなければなりません。
その上で、木の呼吸を阻害しないで防水性を発揮する、ピュア
アクリルの木部専用水性ペイント、パラ ティンバーケアで
塗り直しをします。
塗料の文化は、やっぱり欧米の方が上ですね。
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