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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

外壁の雨漏れだけじゃないかも?

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滋賀県のお客様から外壁の雨漏れがしたので、施工した工務店さんに
修理をお願いしようと考えていますというメールを頂きました。

こうした雨漏れのトラブルについて、いくつかの案件を記事に書かせて
頂いているのをご覧頂き、補修前に意見を聞きたいということでした。

外壁の仕上げ材は、ジョリパット。構造用合板の上に防水紙を張って、
そこにラス網をタッカーで留めてから下地のモルタルを2回塗ったそうです。

ですから、外壁の中には通気層を取っていません。

そんな施工手順で外壁が出来ているのですが、築16年を迎えて何気に外壁を
触ってみた処、窓の下の壁が僅かに膨らみ、強く押すと凹むことに気付いた
そうです。

新築した工務店さんに連絡して、内側の石膏ボードやグラスウールの断熱材を
めくってみた処、2x4のスタッド(柱)や構造用合板が腐っていたのです。

その工務店さんが出した補修の見積書の内容を確認しましたが、腐った部分
を撤去して単純に同じ材料を使って施工するというものでした。

つまり、腐ったから取り換えるというだけで、腐った原因は何なのかを
確認もしないし、そうしたことが今後起こらないようにする対策も
打っていないのです。

勿論、私たちが今出来る最善の施工をするとなると、外壁全体を剥がして
全てやり直すということになりますから、相当の費用が掛かります。

ですから、費用やその効果についてお客様と協議をしながら、どこまで
のことをやるかを計画しなければなりません。

私は、伸縮性があまりないジョリパットから伸縮性のある塗り壁材に
変更することや、サッシ周りの防水処理の仕方を見直すこと、サッシ
自体の漏水チェックを行うこと、ここ以外の外壁も検査することは
最低限やるべきことのような気がします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。


by mikami-homemade | 2018-07-17 12:32 | 外装工事