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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

早く対処をした方がいいですよ

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こちらは、昨日マーヴィン(Marvin)のウェザーストリップを
交換しに行った輸入住宅のサッシです。

グライダーという片引きタイプの窓ですが、ご覧のように
ウェザーストリップのフィンが千切れて殆どありません。

また、その内側になる窓枠の木部が、雨染みで真っ黒に変色して
きています。触ると少し湿気った感じで柔らかかった印象です。

お客様は、ウェザーストリップが劣化した為に、建具と窓枠との
間に隙間が生じて、雨水が入り込んだと思っていらっしゃるかも
知れませんが、私はそれだけではないように思います。

今回は、ウェザーストリップの交換作業がメインでしたから、
詳しく状況を把握するまでには至りませんでしたが、恐らく
構造部分から雨が入り込んで裏側から木を劣化させている
のではないでしょうか。

もしそうなら、このサッシの上側又は側面の外壁に何らかの
隙間が空いていて、そこから雨が侵入し防水シートを越えて
サッシ枠まで到達したと考えられます。

まずは、外壁やサッシ自体に亀裂などが入っていないかを
チェックして、その上でサーモカメラなどで非破壊検査を
実施するというのがいいかも知れません。

それである程度原因が特定出来れば、簡易に仮の防水処理を
行って雨の道を塞ぎ、時期を見て本格的な補修を実施すれば
何とかなりそうです。

確かに木部の劣化は相当進んでいますが、表面的にはまだ何とか
使えそうな気もしますから、今のうちに早めの処置をして頂きたい
と思います。

これ以上になると、窓枠ごとの交換をするしか手はなくなります。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2018-09-02 20:05 | メンテナンス