ピーチツリーのサッシは、ガラス交換は難しい
2018年 09月 21日
恐らく2000年より前に設置された輸入のアルミクラッドサッシ
だと思われますが、ガラスに何か不具合があるので交換したい
というご相談でした。
こちらの木製サッシは、スチール製外部ドアで有名だった
ピーチツリー(Peachtree)社のダブルハング・サッシです。
ドアは、どこの輸入住宅の勝手口にも付いていましたが、
サッシの方は珍しかったように思います。
今現在、ピーチツリーという会社は存在しませんから、アフター
メンテナンスは金物部品を除いて不可能な状況になっています。
今回のペアガラスについても、建具(障子)からガラスが外せる
構造であれば、交換可能ではありますが、頂いた写真を観察すると
どうやら木枠又はアルミ枠を壊さないと、ガラスは取り出せない
ようでした。
こうした構造は、ガラスをガッチリ挟み込む点で強度や防犯性も
いいように思いますから、マーヴィンやハードなどのアルミクラッド
サッシで多く採用されています。
ただ、ガラスが割れたり曇ったりした場合は、建具ごと交換
しなければなりませんから、痛し痒しの処がありますよね。
今回は、その建具も手に入りませんから、この大きさに近い
他社のサッシに交換する以外方法はありません。
雨染みもあるようですから、雨漏り防止の観点からも新しい
アルミクラッドサッシに付け替える方がいいかも知れませんね。
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