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by Supervisor-homemade

今日の交換作業は厄介でした

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今日、お昼頃に豊田市の現場で収納用の折れ戸、バイフォールド・ドア
の修理をしてきました。

写真のように、扉の上枠に付いている金属のレールは、変形してしまい
長いこと使いものにならない状態だったと思います。

恐らくドアを開こうとした際に、何かが引っ掛かるようなことがあって、
それを無理に開けようとしてレールが曲がってしまったのでしょう。

勿論、それが一度だけであれば、これだけ変形することはないでしょうが、
何度も引っ掛かるような状況があって、どんどん悪くなっていったと
思います。
 
こちらのレールは、古いタイプのレールで立ち上がり部分が浅めで、
変形しやすい形状であったことも不具合を大きくした原因です。

これらの金物の他に、ドアの先っぽにはローラー・ピボットと呼ばれる
ものが付いていたと思いますが、それは既に失われていました。

今回、これを新しいタイプのものに交換したのですが、これが考える
よりも大変な作業でした。

それは、開口部の高さが標準的な寸法よりも低く、普通のやり方では
ドアに取り付けたピボット類が高い位置にき過ぎて、レールの中に
ピボットが入ってくれないというものでした。

また、ドア本体にピボットを取り付けるのですが、ドアに明いた穴が
長年の使用で直径が大きくなっていたので、そのままではピボットが
グラグラになってしまいます。

仕方がないので、穴に補強材を入れてピボットを差し込み、グラつき
を抑えることに成功しました。

また、レールにピボットが入らない問題は、何度かドアの左右の位置を
調整しながら、ドアを斜めにするなどして何とか組み込むことが
出来ました。

それにしても、よくこんな寸法で最初にバイフォールド・ドアを
入れたものです。まあ、こんな納まりだったから、破損した
のかも知れませんね。

多分、他の人では、今後これを入れ替えたり修理したり出来ない
でしょうね。いや~、勉強になりました。

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by mikami-homemade | 2018-10-18 21:44 | 輸入設備