ドアのステンドグラスも曇ったら最後
2018年 12月 01日
輸入の木製玄関ドアの塗り直し及び調整メンテナンスを行いました。
南向きの木製ドアでしたから、太陽の紫外線や風雨に曝され、傷みも
相当ひどいものでした。
ただ、元々白いエレガントなドアでしたので、ヒビや隙間が空いて
しまったところにはパテやコーキング剤を入れて、下地を直してから
丁寧に塗装をさせて頂きました。
普通の塗装屋さんでしたらここで終了なんでしょうが、私たち
ホームメイドはもうひと手間掛けさせて頂きます。
それが、このステンドグラスの防水処理。
ドアの木部とステンドグラスとの間には、コーキング剤やシール材が
入れてあって、雨や湿気が隙間から侵入しないようにしてあるのですが、
10年以上時間が経っているとそれも痩せたり劣化したりしてきます。
通常外部に使うステンドグラスは、ステンドグラスの両面に強化ガラス
を用いて3重ガラスにしています。
そこに先程の隙間から雨や湿気が入り込むと、気密が高いが故に
それが抜けていかない構造になっています。
つまり、一旦湿気や水分が入ってしまった玄関ドアのステンドグラスは、
曇ったら最後交換するしか手立てがありません。それは、窓のペアガラス
と同じです。
そういうことにならない為にも、ガラスの周囲は丁寧にマスキングをして
防水処理を行ってやる必要があるのです。
勿論、そんな余分な気遣いをすれば、塗り直しの費用も多く掛かります。
他社よりも安く見積をするなら、そんなことまでやれなくなります。
私たちは、決して安い見積をお出しして勝負しようとは考えていません。
それよりも、手間・暇が掛かる余分な仕事をどのくらいやれるかを
大切にしています。
ですから、相見積で価格競争をさせるような仕事の依頼は、ご勘弁
頂くようにお願いしているのです。
最後は、こうしたブログ記事をご覧頂いて、過去の施工でご判断
頂くしか方法はないかも知れませんね。多分、それが信用というもの
なんだと思います。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2018-12-01 11:11
| 塗装工事