これなら使える?
2018年 12月 27日
静岡のお客様から掃出しサッシのペアガラスを装着する為のガラス押え
(グレージング・ビード)について、数年前に相談を頂きました。
薄いプラスチックの板で出来ているのですが、その厚みは0.02インチ
しかなく、現在標準的に使われている同じ形状の0.03インチのものは
装着出来ないという状況でした。
0.02インチはおよそ0.5mmですから、その厚みの微妙さはお分かり
頂けるのではないでしょうか。
何年もいろいろな部品メーカーに当たって探していたのですが、
全然適当なものが見つからず、半分諦めていた処、ようやく0.025
インチのものを見つけました。
もうこれ以上薄いものがないようですから、お客様と相談して
アメリカから取り寄せることとなりました。
写真は、それぞれの厚みのガラス押えの断面です。
この微妙な感じは、実際に触ってみないと分からないかも知れませんが、
何となく0.025インチのものはよさそうな気がしました。
本日、お客様宛に発送させて頂きましたが、さてどうなること
でしょうね。
ちゃんと輸入サッシに装着出来ることをお祈りする以外ありませんが、
何年も追い続けた努力が実ることを願っています。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。