養生テープは気を付けて!
2019年 01月 27日
昨年12月にヤマハ製の木製玄関ドアの塗り直しを行いました。
お客様から請け負ったリフォーム屋さんが、外壁塗装を行う前か後に
ドアの塗装をして欲しいというリクエストで、私たちは外壁塗装の
工程に合わせてどの時期でも作業は可能ですとその前にお伝えしました。
そこで、お客様とリフォーム屋さんとが協議をされて、外壁塗装の
前にドアの塗装をしてもらおうということになり、私たちが作業を
行ったというものでした。
ただ、今年の1月に外壁塗装が完了して、玄関ドアに外壁用の塗料が
付かないようにドアにビニール・カバーをして養生してあったのを
剥がした際に、せっかくのドアの塗装も一緒に剥がしてしまいました。
ご覧のように、木の下地まで一緒に剥がしているといった状況ですから、
ガムテープのような接着力の強い養生テープを使って、ビニールシート
を張ったのではないかと思います。
木製の家具を養生する時もそうですが、木への塗装は非常にデリケートな
施工が行われますから、マスキング・テープのような紙のテープを下張り
してから、その上に養生テープを張るという気遣いが必要です。
そういう基本的なことをやらずに、直に養生テープを張るとこういう
ことになってしまいます。(今回は、塗膜だけでなく、下地の木の表面
から持っていかれた感じです)
木製のものへの塗装について、もう少し知識や経験がある職人さん
であればこんなことにはならないのでしょうが、塗装仕事が少なくなって
きている建築現場ではそういう人も減っているということでしょうね。
ここまでになってしまった玄関ドアですが、こういう場合は補修とか
タッチアップとかで直すというレベルではありません。
塗装を全体的に剥がすなどして、最初から塗装の工程をやり直すしか
方法はありません。
輸入住宅で輸入ドアをお使いの皆さんは、どうぞ気を付けて
塗装工事を行って下さいね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2019-01-27 12:34
| 塗装工事