トイレのドアが開いたまま
2019年 07月 20日

こちらは、今日不具合調査に伺った輸入住宅のトイレドアです。
一見何の変哲もないドアレバーが写っているように見えますが、
よ~く見るとドアラッチのフェースプレートとドア枠側のストライク
プレートの位置が、上下に5mm程度ずれています。
実は、このトイレドアは、ドアを閉めようとしてもラッチが穴に
引っ掛からず開いたままになってしまっているのです。
つまり、内鍵を掛ける掛けない以前の話になっているんです。
そりゃ、これだけ穴とラッチがずれていれば、ラッチが引っ掛からない
のは当たり前ですよね。
これがどうしてこうなったかと言えば、長年のドアの開閉が頻繁だった
ことと、ドアが多少捻っていてドアヒンジの摩擦が大きかったのが、
原因のような気がします。
これを修理する為には、擦り減ったドアヒンジを交換すると共に
ドアの位置をもう少し上の方に戻してやって、ラッチの位置を
ストライクの正面に来るようにしてやることが必要です。
ただ、ドアがひねっている状況は、多少ヒンジの調整等でごまかす
ことは可能ですが、捻り自体を直すことは出来ませんから、一番
帳尻が合う位置に持ってくるしかありません。
これって、3次元で位置調整するということですから、普通の業者さん
ではなかなか難しい作業です。
ただ、こういうことも全て自然の摂理から考えることをすれば、
どう調整したらいいか自ずと見えてくるものなんです。
ドアが閉まらないとか、ドアが引っ掛かって開けづらいとかいう場合は、
思っている所が原因ではないことの方が多いですから、輸入住宅の
プロに相談するようにして下さいね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。