ウィルマーもいいメーカーでしたが・・・
2019年 08月 29日
こちらの写真は、カナダ ウィルマー(Willmar)社製のケースメント・
サッシに装着されているウェザーストリップの様子です。
グリーンで塗装された外装アルミは、塗装の劣化が多少見受けられます
ので、そろそろ塗り直しの時期が来ているかも知れません。
今回は、塗装の相談ではなく、気密や防水性をキープする為のウェザー
ストリップを交換したいという問い合わせでした。
ウィルマーは、10年近く前に他社に吸収合併されて、既に会社は
存在していませんし、補修用の交換部材を供給するといったサービスも
ありません。
品質の割に価格がリーズナブルで、日本の輸入住宅の窓にも結構多く
採用されたように思います。
ただ、ウェザーストリップのようなパッキン材は、素材の劣化や
開閉による破れなどがつきものですから、アフターメンテナンスの
部材を提供してくれるメーカーがなくなっているというのは致命的。
そうは言っても、一旦付けたサッシを長く使っていかなければなりません。
ですから、消耗品が何とか手に入らないか、私共のような専門家に
ご相談の依頼を頂くこととなります。
ウェザーストリップは、サッシ・メーカーによって使われているものの
形状や大きさがまちまちで、廃番やメーカーが倒産になるケースも
ありますから、探すのが至難の業です。
何れにしても、この写真だけでは正確な形状寸法が分かりませんから、
ウェザーストリップの断面図や詳細寸法をお知らせ頂かないと
探すことすら出来ません。
出来るだけ調達に協力したいと思いますが、まずはお客様側の情報提供や
熱意がないとメンテナンスはなかなか進まないと思います。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2019-08-29 13:01
| メンテナンス