無理に回すと折れますよ
2019年 10月 03日
こちらの写真は、20年以上前に施工されたマーヴィン(Marvin)社の
ボウウィンドウにあるケースメント・サッシです。
今回お客様からは、タイルの外壁やサッシ周囲から雨漏れして、
サッシ自体も木部がおかしくなってきたので直したいというご相談を
頂きました。
また、窓を開閉させる金物の一部が、写真のように不具合を起しています。
建具(障子)が少し開いた状態に見えますが、恐らく建具自体の位置も
おかしくなって閉まらなくなっているのかも知れません。
そうなってしまった場合、お客様の多くは何とか窓を閉めようと、
ハンドルを無理やり回そうとします。
開閉金物のオペレーターは、堅い鋳物で出来ていますから、変に力が
掛かってしまうと、回転軸がパキンと折れてしまいます。
そうなると、ハンドルをいくら回しても建具の開閉がうまく出来なく
なりますから、窓を閉め切ることが難しくなるのです。
その状態で長く窓を放置すると、雨風が更に木製サッシを悪くして
しまいますから、修復の費用も手間も相当大変になるはずです。
台風がいくつもやってくるこの季節ですから、輸入サッシをお使いの
皆さんは、ご自宅の窓をしっかりチェックして、どこか悪くなって
いないか確認するようにして下さい。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。