ウェンコ(Wenco)のダブルハングも交換出来る
2019年 10月 20日
今日、建具(障子)の木部が腐ってしまったアルミクラッド・サッシを
確認調査してきました。
雨仕舞があまりよくないウェンコのサッシですが、やはり東向きや南向き
のサッシに損傷がありました。
ガラスとアルミの境目から雨が侵入して、建具の奥で木を腐らせたという
よくあるパターンの原因でした。
ガラスの周囲には、ゴム製のウェザーストリップが付いているのですが、
完璧なシールが出来ていないので、水が入ってしまうのは当然です。
ただ、ダブルハングのサッシだけは、シエラパシッフィックのアップグレード
キットを流用して、建具を新しいものに交換することが可能です。
通常は、既存の窓枠にサッシ・メーカーが違う建具を入れるなんてことは
問題外なんですが、アップグレードキットだけはそういう離れ業が可能です。
今回もそういう施工を行うことで、5ヶ所程の窓を修復する予定ですが、
バランサーだけが劣化しているサッシについては、その周辺部品を交換
することで修理をしたいと考えています。
写真は、樹脂製のサイドジャムに内蔵されていたバランサーの各部品を
外してみた所です。
こうした部品は、日本では手に入らないものですから、米国の部品メーカー
に相談しながら、何とか調達をしていきたいと思います。
ウェンコのバランサーは、あまりアメリカでも一般的なものではない為、
劣化した部品を調達するのは結構大変です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2019-10-20 22:21
| メンテナンス