軽いサッシには向いています
2020年 02月 17日

こちらの写真は、古いロト・アームギアのオペレーター。
輸入ケースメント・サッシ用の開閉金物で、樹脂サッシに使われるのが
一般的です。
ロトアームという名前の通り、建具(障子)に連結するアームが、1つ
しかありません。
アルミクラッド木製サッシなどの重い建具を操作する場合は、デュアルアーム
のものを使うのが普通ですが、小さくて軽い樹脂サッシの場合は、こうした
単純な金物が使われます。
ただ、樹脂サッシの中には少々大きめのものもあるのですが、写真のロトアーム
を装着してあるのです。
サッシが新品の時はそれでも問題ないのですが、サッシの周囲に砂やゴミ、
油汚れのようなものが付着してくると、金物が固くなって操作がしづらく
なるものです。
そうなると、開閉の為のギアが消耗して歯車が噛み合わなくなる不具合が
発生します。
それが、更に重い建具に装着されているとなると、金物に余分な力が掛かって
劣化のスピードは早くなります。
輸入サッシはどんなサッシでも軽く操作出来るように作られていますから、
万一操作が重くなったり、固くなったりしたら、無理に操作することを
止めて掃除や潤滑剤を塗布することをして下さい。
そういうメンテナンスをしてもよくならないようなら、私たちのような
専門家に相談して、修理・調整をするように心掛けて頂きたいものです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。