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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

動きが固いまま使わないで!

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防犯性が高い輸入ケースメント・サッシには、マルチポイント・ロック
と呼ばれる金物が使われています。

1ヶ所のレバー操作で、2~4ヶ所のロックポイントで鍵が掛かるという
スグレモノです。

こちらの写真が、そのマルチポイント・ロックのレバー付近ですが、
金属製の長いロックバーの各所にロックポイントがあります。

そのバーを支え、固定しているのが、プラスチック製のガイドプレート。

これがカバーすることで、ロックバーが垂直方向にのみ上下する
ことが出来、ぶれることがありません。

ただ、時間が経って樹脂が劣化してくると、プレートが割れてバーが
左右に動く状態となることがあります。

そうなると、鍵を掛けようとする力が左右にも分散して、バーの上下運動
が固くなってきます。

それをそのまま放置すれば、ロックレバーにも無理な力が掛かってしまい、
そのうち鋳物で出来たレバーが破損して、ロック自体が出来なくなります。

そうならない為に、ガイドプレートを新しいものに交換したり、バーの
歪みを調整したり、潤滑剤を塗布して少しでも動きをスムースにするなどの
メンテナンスが必要です。

でも、殆どのお客様は、無理にでも鍵を掛けようとしたり、長くそのまま
の状態で使い続けたりしますから、思わぬタイミングで金物が破損して
突然セキュリティの心配に発展するのです。

いいものでも操作方法を間違えたり、手入れを怠ったりすれば、その代償は
自身へと降り掛かってきますから、ご注意下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2020-04-07 19:49 | メンテナンス