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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

新品でもつなぎ目は気になります

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こちらは、先日アメリカから届いたマーヴィン(Marvin)のケースメント
サッシの交換用建具に防水処理を施している様子です。

ペアガラスとアルミ枠との接点やアルミ枠同士のつなぎ目部分に、クリアの
防水材を入れて将来木部が腐らないようにしています。

こうすることでペアガラスの内部結露も防止出来ますし、防カビ対策にも
なるという仕事です。

処理材がガラスやアルミにはみ出てしまうと、見た目にも美しくありません。
ですから、防水材を入れる部分を数ミリ明けてマスキングテープを張って
いきます。

でも、このまま防水材が乾いて固まってしまうと、マスキングテープを
外す際に一緒に防水材が取れてしまいますから、処理したらすぐに
テープを外すことが大切です。

そうそう、マスキングテープも接着剤が残らないくらいの軽い粘着性が
求められますから、安くて塗装用でないテープは使用禁止です。

勿論、剥がれやすいものやテープの下に防水材が潜り込んでしまうものも
ダメですから、どのテープが最適かを自分で探すことも大切です。

どんなことでもそうですが、人から聞いたことはすぐに忘れてしまいます。

まずは、実際にやってみて、そこでの失敗や納まり具合を経験してこそ、
どんな道具や材料が一番いいのか分かるのです。

窓ガラスの防水処理をするという住宅メーカーは殆どいませんが、
この記事を見て必要性を感じる人はたくさんいると思います。

梅雨が来る前に、是非皆さんの輸入住宅でもサッシの防水処理を
やってみて下さいね。ただ、水抜き穴まで塞いではいけませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2020-04-28 19:24 | メンテナンス