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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

ピーチツリー製ドアのヒンジ交換

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玄関ドアがドア枠に当たってきて、ドアが開けられないというトラブル
の相談を頂き、遠く千葉の成田市まで行ってきました。

千葉と言っても都市部ではなく、森や田んぼが広がるコロナとは無縁の
場所にある輸入住宅でした。

以前にも記事に書かせて頂きましたが、ピーチツリー(PeachTree)の
スチールドアは、ドアやドア枠の形状やサイズが特殊ですし、そこに
付いているドアヒンジも互換性のないものです。

今回、その特殊なドアヒンジを調達することが出来ましたので、
それを使ってドアの調整を行うというものでした。

で、実際に現場に伺ってドアの状況を確認すると、3つあるヒンジのうち
2つがドアから外れ掛かっていました。

それが原因でドアが倒れ込んで、ドア枠に当たってきているというのが
分かりましたから、まずは取付けビスを緩めてヒンジを外したのですが、
ビス穴から延びた大きな亀裂がいくつも走っているではないですか。

この状況では、いくらビスを締めようとしても空回りして抜けてきて
しまいます。

また、ドアの両面にはスチールのパネルが張ってあって、その中に
木で出来た下地があるという構造なんですが、ヒンジを留める部分の
下地が少しずつ外に出てきている感じでした。

つまり、ドアヒンジを下地にしっかり留めても、ドア自体は徐々に倒れ込む
といった状況となっているということです。

何故そんな状況になったのかは、推測する以外にありませんが、恐らく
ドアを取り付ける際に、大工さんが下穴を明けずにいきなり太めのビスを
木下地に電動ドリルで揉み込んだことで、下地が割れてしまったのでは
ないかと思います。

そうなってしまうと修理は不能となってしまいますから、ヒンジを
適当に取り付けて見えなくして施工を完了したのでしょう。

でも、ビスは一部しか留まっていませんし、割れもどんどん広がって
いきますから、ドア自体が徐々に壊れていって開閉にも支障が出てきた
のだと思います。

こうなってしまうと、普通はドア交換以外に直す方法はありません。

でも、成田まで行ってすごすご帰ってくるという訳にはいきませんから、
お客様に状況を説明して、ヒンジの取付け位置を割れの出ていない部分に
変更してドアを調整・メンテナンスするという方法を取りました。

勿論、本来の位置と違う場所にヒンジを取り付ける訳ですから、バランス
が十分という状況ではありません。

また、取付け位置の下地も加工しなければヒンジを取り付けることが
出来ませんから、作業は困難で時間も掛かります。

試行錯誤を繰り返しながら、5時間掛けてドアの位置を納得出来る
状況に納めることが出来ました。

最後に、無理やり取り付けてあったドアクローザーを外し、開閉を
更にスムースにすると共に、気密パッキンのウェザーストリップを
交換し、ステンドグラスの周囲の防水処理を実施しました。

そうそう、ドアラッチがドア枠に当たって枠が傷ついていましたから、
ラッチ・ストライク(ラッチ受け)も幅広の特殊なものに付け替えました。

こうしたメンテナンスは、どこのビルダーでも出来るということでは
ありませんし、こうしたからといって今後のメンテナンスが要らない
という状況でもありません。

あくまで、今出来る最大限の調整・補修であるということを覚えて
おいて欲しいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2020-04-29 11:04 | メンテナンス