微妙な気持ちです
2020年 05月 05日

昔建てさせて頂いた輸入住宅が、最近いくつか売りに出されるという
ことがありました。
これらのおうちを造らせて頂いた際は、お客様にずっと住んでいって
頂けるように、お好みのデザインや素材に拘って設計・施工を心掛けた
ものでした。
でも、その時と今とでは、お客様の事情や経済状況も変わってきます。
ですから、建物が売りに出されることは、致し方ないことです。
こういう状況の中、私たちが出来ることは自ずと限られてきます。
それは、機会があれば、次の持ち主の方が手入れをされる際に
お手伝いをさせて頂くということでしょう。
ただ、忘れてならないのは、以前の持ち主であったお客様の想い
だとも思います。
そういうことを蔑ろにして、建物に手を付けることは極力避けなければ
いけないと考えています。
そういうことを大切にして頂ける方が、次の持ち主になって頂けるのなら
素敵な状況だと思いますが、それは私共の勝手な望みかも知れません。
何れにしても、私たちは単なる建築屋でしかありませんから、いいものを
次の世代の人にまで如何につないでいくかを考えるだけです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
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全国どこでもご相談を受け付けます。
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ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。