オーニングは雨が溜まりやすいのか?
2020年 05月 08日
アンダーセン(Andersen)社製の大きめのオーニング・サッシが、
腐ってきたというご相談を頂きました。
オーニング・サッシは、ハンドルを回すと下側から外に開いていくという
窓ですが、写真のように建具の木製下枠が朽ちてきている状況です。
やはり、今回も建具枠とペアガラスとが接する部分から、雨が枠内に
侵入してきたように思いますが、殆どのお客様は腐れが酷くなるまで
気付くことはありません。
木枠の中から腐ってくる状況ですから、それが目に見える状態になる
くらいには中が空洞になるくらい酷くなっていますが、窓を毎日開ける
人でない限り分からないのが当然です。
それは、施工した建築業者自体が窓のメンテナンスや点検について全く
知識がないという点からも、お客様に責任を負わせる訳にはいきません。
ただ、お客様側にも窓の手入れを一切していないということがあれば、
一定の責めはあるかも知れません。
年に一度くらいは、窓ガラスを拭いたり、隙間に溜まったゴミや砂を
掃除したりするくらいはやるべきです。
それにしても、オーニング・サッシは、こうした木の腐れやペアガラス
の曇り・内部結露のトラブルは比較的多いように思います。
下側の窓が開いていくという性格上、どうしても建具の枠とガラスとの
間に雨が溜まりやすいのかも知れません。
新築時は勿論ですが、築10年後くらいにはガラスの周囲の防水処理と
木部の防水塗装を心掛けて欲しいものです。
そうすれば、サッシの雨漏れによるトラブルは、相当減ると思います。
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by mikami-homemade
| 2020-05-08 00:03
| メンテナンス