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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

四日市で輸入サッシの修理

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昨日、三重県にある輸入住宅の修理・メンテナンスを行う為に出張修理へ
行ってきました。

長らくメンテナンスをしていなかったということで、玄関ドアやサッシの
大掛かりな修理を行いました。

ただ、ペアガラスの防水処理なども行った為、1日で全て完了することは
難しく、全ての網戸を修理した上で再度お邪魔することとしました。

まずは、昨日行ったマーヴィン(Marvin)のケースメント・サッシの
修理風景をお目に掛けましょう。

こちらの窓の建具(障子)は、ガラス等からの雨漏れがひどく、木製の
下枠が腐ってしまいましたので、建具交換となりました。

また、建具だけでなく、オペレーターも回転軸が折れていて、開閉出来ず
空回りする状況となっていましたから、オペレーターの交換や金物の調整
も行いました。

先日記事でもご紹介した通り、社内で建具の防水処理と木部塗装を行い
ましたから、それを現場へ持ち込んでの作業となります。

ただ、ペアガラスの大きくて重い建具ですから、2階の窓の作業は
慎重に行わなければなりません。

下手して建具を落下させたら大変なことになりますので、少し気合いが
入りました。

また、オペレーターの交換には、窓枠の下枠部分を外さなければ
オペレーターを取り外すことが出来ませんから、薄い板の下枠を
細心の注意を払って取り外しました。

ここで下枠を割ってしまったりしたら元も子もありませんから、
経験のない方は道具と知識のある人にやってもらう方が無難です。

また、窓枠に付いているウェザーストリップが外れ掛かったりして
いますから、そういったものを元の位置に戻したり、ビスの緩みを
直したりして、出来るだけきれいに開閉が出来るようにしなければ
なりません。

単純に交換しさえすればそれで終わりというのは、経験のない職人
のやることです。

請け負った仕事プラスアルファの施工をしてこそ、本当の専門家
と言えると考えています。

ただ、こういった修理の仕事では、イレギュラーな問題が隠れて
いることもありますから、そこで如何に元に近い状況まで修正出来るかが
腕の見せどころかも知れません。

(材料や道具が足りない場合もしばしばありますが、それでも
手持ちのもので工夫して最善の状況まで持っていくことが大切です)

<関連記事>: ただ交換すればいいというもんじゃない (2020年4月22日)
<関連記事>: 新品でもつなぎ目は気になります (2020年4月28日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2020-05-08 19:55 | メンテナンス