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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

こういうこともよくあります

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メーカー不明の輸入シングルハング樹脂サッシへ取り付ける為に、
今回チャネルバランサーを16本カナダにオーダーしました。

写真はそのバランサーですが、注文したものとはちょっとだけ形状が
違います。

それは、白いプラスチックで出来たトップパーツとボトムパーツに
ウィングと呼ばれる羽根のような形状のものが付いていないという
ものでした。

最近の輸入のシングルハング・サッシには、このウィングが付いていない
ものも多くなってきているのですが、古いタイプは殆ど全て羽根のような
ものが付いたパーツでした。

勿論、私の方はそれを間違えないように、オーダーする際も慎重に
確認していますし、部品メーカーから出された注文票にもウィング付き
という記載があります。

出荷時に倉庫の人間は分かっていたように思いますが、たまたま在庫が
なかったとか、数が足りなかったとか、どこにあるか探すのが面倒だった
とかいった理由で、これなら使えるから問題ないということで発送して
しまったというのが実際のところでしょう。

日本であれば、こういうことは殆どないと思いますが、アメリカやカナダ
からの出荷品の中にはたまにこういう異品のものが混じってきます。

でも、こんなことで頭に血が上ってしまうのは、普通の日本人。

アメリカやカナダの人間の中にも、程度がそうでもない従業員が
混じっていることがあるのです。

これは、アメリカやカナダの人だからということではなく、世界の国々で
普通にいるんです。貧しくて高校や中学にも行ったことがないとかいう
ことは日本では殆どないですが、世界ではその方が普通かも知れません。

だから、そんなことでいちいち怒っていたら、輸入の仕事は出来ません。

勿論、出荷したメーカーに対しては、異品出荷を報告して代替の商品を
再度出荷頂くように依頼するのですが、そこには怒りはありません。

逆に新型コロナで大変な時に、注文を受けてくれて出荷まで手配して
くれるだけで有難いことです。

異品の出荷だけでなく、数量不足や梱包前の破損、輸送途上での破損、
欠品、出荷そのものが途中でどこかに行ってしまったなんてことも
ありますから、お客様にも納品遅延の場合のお許しを頂く必要があります。

日本の当たり前と世界の当たり前。これは、日本から出なければ
知り得ないことかも知れませんね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2020-05-11 20:47 | 輸入住宅