ヴァイスロイ社製サッシのメンテナンス
2020年 08月 26日
最近、カナダ ヴァイスロイ(Viceroy)社の輸入サッシで、いくつか
お問い合わせを頂いております。
以前何度か記事に書きましたが、ヴァイスロイは既に会社がなく、
同社の窓を輸入・施工していたセルコホームを始め、国内の輸入住宅
メーカーは、アフターサービスをほぼ中止・終了している状況のようです。
ただ、メンテナンスも大丈夫と言われておうちを建てた一般のお客様
にとって、それを了解出来る心境にはならないかも知れません。
勿論、住宅会社自体が倒産・廃業してしまった場合は、仕方ないと
諦めるしかありませんが、事業を継続しているという場合は、最後まで
面倒をみるという気概が欲しいところです。
今回は、一宮市のお客様のおうちですが、スライディング・パティオドア
(片引きの掃出しサッシ)のドアハンドルが破損してしまったというもの。
取っ手が破損すると使い勝手も悪いですし、防犯上も気になる処です。
ヴァイスロイの部材は、結構独特のものが多く、入手するのが難しい
ものも多くあります。
このドアハンドルも同様で、そこに付いているロックレバーやロック金物も
他のサッシ・メーカーでは見掛けないものです。
幸い私たちは部品の入手ルートを確保していますから、調達・修理は
今の処可能です。
今回もハンドルが破損した原因は、経年劣化だけでなく、ロック部材の
不具合や調整不足、ドア自体の建て起こし(水平・垂直)といった問題
ではないかと推測出来ますから、それらの交換・調整が必要です。
ヴァイスロイのサッシでは、ダブルハング等の上げ下げ窓のバランサー
も特殊な交換方法・工具が必要ですから、お困りの方は多いでしょうね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。