輸入サッシのガラス交換
2020年 11月 08日
一昨日、トレーラーハウスに施工されたアルメトコ(Almetco)社製の
シングルハング・サッシのペアガラスの交換をしてきました。
既存のガラスは、写真のようにペアガラスの中に雨が入り込んで水滴で
外が見えないくらいになっていました。
このように内部結露を起してしまったペアガラスは、交換する以外に
直す方法はありません。
ただ、輸入サッシのペアガラスはインチで作られている為、国産のガラスと
厚みが違ってしまいます。
厚みが違うものでは交換が出来ませんから、輸入サッシ用のペアガラスを
調達する必要があるのです。
しかしながら、輸入サッシ用と言っても窓メーカーによって、サッシの形式
の違いによって、ガラスの厚みが変わってきます。
ですから、既存のペアガラスの実寸法を測らなければ、注文することは
出来ません。
それがうまくいけばあとはガラスを交換するだけとなるのですが、それだけ
で完了という訳にはいきません。
今回のサッシは、ハメ殺し(FIX)の上窓のガラスが不具合を起していた
訳ですが、このメーカーのものは屋外側からしかガラスが外せない構造に
なっています。
ということは、外からの作業となりますから、脚立か足場がないと作業が
出来ませんし、ペアガラスを建具枠に固定する粘着性の防水テープは
室内側の枠にしか付けることが出来ないのです。(屋外側は、脱着可能な
ガラス押えが来ますから、防水テープは付けられません)
その為、ガラス押えを建具に装着した後に、ガラスの周囲に防水処理を
してやらないと、また雨が建具の中に入り込んでしまいます。
そうした一連の作業を行っている間も、建具枠やガラス押えに付いた
油汚れを拭き取ったり、ハケで砂やホコリを払ったりしてきれいな
状態にすることを意識します。
どんな細かな作業をするかは、見積の項目には出てきませんが、
そこが輸入住宅のプロの仕事となるのです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2020-11-08 20:34
| メンテナンス