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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

防水しない場所もあります

防水しない場所もあります_c0108065_17425355.jpg


今日の名古屋は雨なので、先日入荷したペラ(Pella)社製ケースメントの
建具を室内で防水処理しました。

外装を防水処理する前に、まずは室内側の木部をパラペイントで防水塗装
しました。

建具の周囲に付いている気密材のウェザーストリップを外して、それから
木部に塗装をしますから、ウェザーストリップを取り付ける為の溝の中まで
きれいに防水することが可能です。

その後、建具を上下ひっくり返して、屋外側のアルミカバーを上にします。

その状態で、ペアガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目部分を防水処理
していきます。

防水処理で一番肝心なのは、マスキングテープによる施工前養生。

これがきれいに出来ていないと、処理した後の完成度が大きく違ってきます。

それから、経験が浅い業者さんや素人の方は、雨が入らないように隙間が
ある部分は全て埋めてしまう傾向があります。

それは、雨が絶対入らないという前提ならいいのですが、防水処理が将来
劣化してくれば必ず水は奥へと侵入してくるものです。

ですから、万一雨が入ってしまっても、自然と外へと出ていく場所を
作っておく必要があります。

その為に水抜き穴になる場所まで防水処理をしないようにしないと、
大変なことになります。

それがどこかを判断出来るようになるまでには、場数と経験が必要ですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2021-05-21 17:51 | メンテナンス